山下洋輔氏
昨日録画しておいたテレビ番組「題名のない音楽会」を観る。日本のジャズ発祥の地と呼ばれている神戸から、ゲストに山下洋輔氏を招いてのジャズ特集である。兵庫県立高砂高等学校のジャズバンド「ビッグ・フレンドリー・ジャズ・オーケストラ」が、有名なグレン・ミラー楽団の代表曲のひとつ「イン・ザ・ムード」を演奏していた。
高校生の素晴らしい演奏を、ゲストの山下洋輔氏がすごく褒めていた。このバンドは、大ヒット映画「スウィングガールズ」のモデルとのことで、今年度「スチューデント・ジャズ・フェスティバル」において、グランプリに選ばれたという実力派である。
次に、73歳のリーダー率いる最高齢のジャズバンド「ロイヤルフラッシュジャズバンド」が「聖者の行進」を演奏、聴きながら故郷の「楽団ジェリーメン」を思い出し、久しぶりにスイングしている自分に気付く。彼らは老人ホームなどで、慰問演奏を続けているそうで、全員がとてもパワフルで楽しそうに演奏していた。私なんぞは、トランペットとトロンボーンを屋根裏部屋にしまいっ放しで、今ではホラしか吹けない体たらくである。
演奏を聴き終えた指揮者佐渡裕氏と、ゲストの山下洋輔氏が感想を語り合っていたが、音楽の良さ、楽しさをあらためて感ずることができた。
番組の最後、オーケストラをバックに山下洋輔氏が、ガーシュウィンの「ピアノ協奏曲ヘ長調 第3楽章」を自身のオリジナルを含めてピアノ演奏、70才とはとても思えぬその迫力と見事なアドリブに超感動!
昭和40年に楽器の町浜松で結成したアマチュアビッグバンド。71才のバリトンサックス奏者Mさんをはじめとして、現在も演奏活動をしている。結成当時、私はマネージャー兼トロンボーン奏者だった。アマチュアのビッグバンドとしては、日本最古ではないかと思っている。
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