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お金に色はある

2021年02月12日 09時45分07秒 | ハチパパのひとり言

「お金に色はある」「いい色のお金は循環する」

新聞の別刷り特集でいい言葉を見つけた。中央から降ってくるお金と、自らの才覚で稼いだお金は色が違うのです。「いい色のお金」は大切に使おうという気になる。地域で循環する血液になる。

記事の内容は省略するが、「お金に色はない」というのが持論だった私は、とても恥ずかしい気持ちがしたのである。お金そのものには色があって当たり前、しかし、ここでいう「お金に色はある」は意味が違う。「いい色をしているか」どうかは、そのお金がどういうプロセスでお金になり、どう使われているかによって決まる思う。地域や家族、個人など、様々なものに如何に役立っているかである。

銀行に長年勤めていて、いろいろな場面でお金を見て来た。現金に限らず預金信託、手形・小切手、振替・送金、外貨等も含めて日常的に大金も目の当たりにした。お金の価値については、金額の多寡ではかる程度だったかもしれない。株で儲けたお金、相続でもらったお金等不労所得で得た金もあれば、コツコツ貯めたお金、災害見舞いの善意の寄付金のように「いい色のお金」もある。

相田みつをさんの書には、「かねが人生のすべてではないが、有れば便利、ないと不便、便利な方がいいなあ」とある。とくに今の世の中、コロナ禍で失業とか廃業を余儀なくされてお金がなくて困っている人がたくさんいる。色があるとかないとか以前の話で深刻な事態に陥っている。家族が困らない程度のお金が、すべての人に分け与えられる世の中であったらいいなと思う。



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