ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

ラジオ深夜便19・・・昭和47年の流行歌

2010年05月27日 04時31分48秒 | ラジオ深夜便

午前3時半ふと眼が覚めると外は雨、ラジオ深夜便のスイッチを入れる。〔にっぽんの歌こころの歌〕昭和歌年鑑:昭和47年の流行歌をやっていた。

ラストの曲はその年のレコード大賞ちあきなおみの「喝采」。この曲の歌詞は、亡くなってしまった恋人を思いつつステージで歌う歌手という設定だそうで、80万枚を売り上げたヒット曲。昭和47年は前妻が27才の若さで亡くなった年で、なぜかこの曲に惹かれるものがあった。雨の音が悲しく聞こえはしたが、なぜか今夜は涙がでることはなかった。もう遠い出来事だからだろうか・・・。

 いつものように 幕が開き
 恋の歌 うたう私に
 届いた報せは 黒いふちどりがありました
 あれは三年前 止めるあなた駅に残し
 動き始めた汽車に ひとり飛びのった
 ひなびた町の 昼下がり
 教会の前にたたずみ
 喪服の私は 祈る言葉さえ失くしてた

 つたがからまる 白いカベ
 細いかげ 長く落として
 ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた
 暗い待合室 話すひともない私の
 耳に私のうたが 通りすぎてゆく
 いつものように 幕が開く
 降りそそぐ ライトのその中
 それでも私は
 今日も恋の歌 うたってる

このあと深夜便の歌「百年たっても手をとりあって」(坂本冬美唄)が流れる。いつ聴いてもいい歌だと思う。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿