ひだまり

あなたの心に暖かいおひさまの光がさします様に

吉四六(キッチョム)さん

2011-09-10 08:29:16 | 第一章・意識と知覚
大分県の民話に、吉四六(キッチョム)さんと言う民話があります。

この愛すべき主人公の日常の面白おかしい出来事を、私たちの祖先は語り繋いできてくれました。

幼稚園の頃、多分近くのおばあさんが、話してくれていたのだろうと、遠く消え去りそうな記憶を辿り思い出しています。

今吉四六ばなしという本を、読んでいますが、残念ながら、幼い頃聞いた「みそとくそ」は見つかったのですが、私の忘れかけている内容と少し違うようです。

そのおばあさんの話は幼い私の心をひきつけ、ワクワクしながら聞いていました。多分いくつかの話が、私の中で一つになっているのかもしれません。


困った話も面白い話に変えてしまう明るさ、大分県民はこのキッチョムさんが、好きです。大分の野津町というところの話なのですが、福岡県に近い町で、キッチョムという漬物を販売しました。

先を越された野津町から苦情が出たという話は、まだ私の耳には届いていません。それどころか、面白おかしく聞いています。その野津町に入る場所にキッチョムさんのかわいい像が建っています。

それを見るたびに、おばあさんの話で私の中に、キッチョムさんの生き方が、刻まれたのではないかと考えさせられます。

これまで何度も経験した人生の辛さ苦しさ、その時に思い浮かぶ言葉があります。「きっと何かこれを切り抜ける方法がある、何とかなる」それはまさしくキッチョムさんのお話から学んだことなのです。

これからもこの愛すべきキッチョムさんから学ぶ生きるための知恵を大事にしたいと思っています。

孫達への贈り物として語りつないで行きたい。 それが、今の私の願いです。



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気づき

2011-09-04 18:32:11 | 第二章・五感と体感
今年、久しぶりに庭の畑に、キュウリを植えました。

テレビの園芸の番組で、キュウリを見て植えたくなりました。時期も少し遅かったのですが、接木苗を買ってきて、地に植える際、指の間に苗を挟んで裏返してポットからとるのを忘れて、ポットからそのまま抜いてとりました。

小さなクリップで、接木された部分がとれて、植えられる状態ではなかったのですが、クリップでその部分を再びつけて植えました。


枯れるのを覚悟していたのですが、元気に育ちこの夏50本以上収穫しました。まだ小さなキュウリが見えていますので、これから暫らくきゅうりを美味しく食べられそうです。

友人達にも、お裾分けして、喜んでいただきました。今キュウリの根元は太く逞しく育っています。

接木した部分は全く見えなくなり、キュウリの根元も太い幹のようになっていました。それを見て、幼い頃の心の痛みも、年月を通してものの考え方を明るい感情で考えたなら、このキュウリのように逞しく実り多い人生になるのではないだろうかとふと考えました。

考え方を変えれば、世界が変わる 生き甲斐の心理学の本43ページに書いてある言葉なのですが、キュウリが、この深い意味を教えてくれたように感じました。



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