日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

道後温泉

2007年08月10日 | その他の日々
道後温泉には、
「神の湯」と「霊(たま)の湯」
がある。

で、迷った挙句に、
1200円もする「霊の湯」にする。

「霊の湯」は、浴場が小さく、
浴衣を貸してもらえて、
休憩室があって、おせんべいが食べれたから(食い意地かよ)。

学生の頃にも行ったんだけど(霊の湯でね)、
友達と和気藹々として、いい印象があったから。

でもね、これ。

友達と行ったから、よかったんだよねー、と
後になって気づく。

まだ、「神の湯」に行けば、
この後のバタバタはなかったんじゃないかと思う。

大変でした……。

     ★

「霊の湯」のシステムは、

①休憩室の座敷に通される。
②お店の人に(荷物はどうするとか)説明を受ける。
③入浴。浴衣に着替える。
④休憩室に戻ってお茶とお菓子でくつろぐ。
⑤天皇がくつろいだ部屋を観光する。
⑥着替え室で着替える。

という感じ。

で、私は②のところで、
お店の人に、荷物が多いから(これでも減らしているのよ!)、
ロッカーがあるので、
そこにお風呂に入るときに必要なもの以外は、
置いてきてくれ、と言われる。

ここからが、踏み誤った。

荷物を置くとき、化粧水と乳液をどうしようかと思った。
で、迷った挙句、ロッカーに一緒に入れてしまった。

で、お風呂に入る。あがる。
だが、お顔にパシャパシャ出来ない状態に。

しかも、スーパー銭湯などに、慣れてしまって、
湯上りの暑いこと!暑いこと!
小さな扇風機が回っているだけ。クーラーは入っていない。

少人数で楽しめるお風呂場にはなっているが、
ほかほかのからだの人が数人いると、暑い!!

顔の突っ張り具合を気にしながら、
休憩のお座敷に戻る。
もちろん、落ち着かない。

しかも、浴衣に着替えている男性が、
その場で、私服に着替えていく。

女性は更衣室が別室にあるのだが、
男性はその場で着替えるらしくて。

男性が浴衣を脱げば、パンツ一丁。トランクス一丁。

目のやり場に困って、
私はイキな出窓から外を見るばかり。
風が吹いて、顔がますますカピカピに。

伝統に則りすぎて、なんだか快適ではないぞ、道後温泉。

お茶とお菓子を食べて、
「もういいや、前に来たときも、
天皇の休憩場は見たはずだ。
さっさと、ロッカーのところへ行って、
化粧水をトイレでパシャパシャして、
どっかへ食べに行こう」と、
お店の人に気づかれないように、
着替え室へ入って、
浴衣から、ワンピに着替える。

そそくさと、着替えるところまではよかった。
しかし、浴衣をどこに置けばいいのかわからない。

仕方なく、浴衣を持ったまま、
更衣室を出て、休憩場の座敷をうろうろしてたら、
親切な店の人につかまって(失礼な・笑)、
さらに、
天皇の休憩室の説明をしてくれるところへ
案内する人にパス(あたしゃ、ボールかよ……)されて、
すでに、案内を受けている数人の大学生の人に混じって、
観光をせざるをえなくなってしまった。

案内をしてくれるおじさんは、明るくていい人だと思う。
でも、そんな駄洒落で笑えるほど、
私のテンションは高くなく。
ますます、顔がひきつる……。

結局、天皇の休憩室を見ても、何にも感じられなかった(ごめんね)。

「早くしてくれ」というオーラを出しながら、
終わったとたん、ロッカーへ急ぐ。

仕方ない。食べ物屋さんをさっさと見つけて、
そのおトイレで、パシャパシャだ!

が、行く道の途中で先に、見つけたのは、
食べ物屋さんではなく、温泉『椿の湯』

……ま、いっか。もう一回温泉につかっても。

化粧水をつけるがためだけに、330円支払って、
もう一回、温泉へ入る。

       
       すっかり暗くなっちゃってますが……。
       そういえば、
       道後温泉と言えば、以前行った時は、
       ストリップ劇場だとか、キャバレーとかの
       怪しいムード漂う場所が沢山あったと、
       思うのですが……。どこへ行ったんだ?


あぁ、快適に、クーラーが入ってるぅ~。

もちろん、からだは洗わずに、
温泉につかって(←せっかくですからねぇ~)、
さっさとあがって、着替えて、顔パシャパシャ。

あぁ~、女の極楽ぅ~。

そんな心地で座っていたら、
「あら、ごめんなさい」と、地元の人が、
横に座ってきた。

それをきっかけに、「どこから来たん?」と、
簡単な会話が始まる。

親戚に対しても思うけど、
愛媛の人は、シャイだけど、人懐っこさがあると思う。

よそから来た人に、興味津々の様子だった。

道後温泉に入っている人は、観光の人ばかりで、
地元の人がいなかった。

「道後温泉は、一回行ったらもういいわ」というようなことを、
松山の親戚も、松山歌会の人も、
言っていたような気がする。

地元の人が密着していて、大切にしているというより、
徹底した観光地で、
お金を落としてもらうための場所として、
割り切っているような。

私にとっての道頓堀界隈がそうであるように、
観光地って、意外と地元の人はどこか切り離しているのかも。

だから、地元の人たちとのふれあいを求めて、
旅をしたければ、
道後温泉より、『椿の湯』をオススメします。

       
       トトロのお店は、今や観光地のどこにでもあるねぇ~。

       
  商店街内の店。朝食のパンを1個ここで購入したら、おまけにもう1個くれた。ラッキ~!

……が、晩御飯が食べれそうなところは、
居酒屋さんぐらいしかなく、
ちょっと気分が合わなかった。

時間は、7:00をとうに回っていた。

という訳で、ここからの話はまた後日(なげ~)。

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