日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

正しいツッコミなんて、けっ!

2009年04月07日 | その他の日々
つけっぱなしにしていたTVには、
『笑っていいとも』がダラダラと流れていた。

すると、皆藤愛子さん(ほら、あの、目覚ましTVに出てる、)が、
ゲストで来ていた。

コーナーは、大河ドラマの『天地人』を文字った、なんか。

タカトシの
タカのボケの正しいツッコミをあてる、というもの。

司会はさまぁ~ずの大竹で。

     ★

大体、「正しいツッコミ」というものを当てるということ自体、
私は「面白くねー」とその企画にしらけていた。

まだ「正しいツッコミ」を当てられない人たちの、
「正しくないツッコミ」が面白ければいいけれど
(きっと放送作家は、そこを実は狙ったはずだ!)、
恐ろしく、ものすごく、ぎこちない感じが、
イラっとくる。

私は本気で驚く。

あんなにボケとツッコミが、
芸能人なのに、身についていないということが。

例えアイドルでも、そのくらいやれよ、と思ってしまう。

素人がTVにでて、緊張しているというのならわかるけど、
TV慣れしている人間がボケとツッコミを身につけていないなんて、
と、真面目に驚いてしまう。

地方の(っていうか、関西?大阪の?)特色だというのが、
内心疑っていたけど、本当なんだというのが、
アレを見て、よくわかった。

で、話を戻して、皆藤さんのことなんだけど。

     ★

私は日頃から、
「この人はなんてかわいらしい人なんだ!」
と、好感を持っていた。

が、司会の大竹に紹介された時、
マイクを逆さまにされて、
ひものしっぽ(?)の方を口に向けられ、
コメントを求められているのに、
何もボケれなかったのを見て、

「この人アホちゃう。こんなおいしいボケされたのに」

と、キビシー目で、声に出して評したとき、

「あぁ皆藤さんにまで、こんな風に思うなんて、あたしはオニ?」

と、そのコーナーより、
自分自身のキビシサが面白くって仕方なくなった。

     ★

言っておきますが、
私はすぐ思いつきましたよ。

おそらく、いわゆる「正しいツッコミ」ではないと思いますけどね。

「正しいツッコミ」っていうのは、

『ボケ 即 ツッコミ』っていうことなんでしょうね。

このマイクのボケでいったら、

「逆さまやんけ!」

ぐらいが「正しいツッコミ」なんでしょうけれど。

タカトシは、そのスピートが面白さにつながっているんでしょうけれど。
そのスピードが速いので、
(はまれば)面白いと私も笑ったりするときもありますが。
(ちなみにさまぁ~ずは、ツッコミの押し方が面白いよな~)

でも、そんなん、
見たらわかりますやん。

マイク逆さま、なんて、
誰が見たって、100%マイク逆さまですもん。

そんな100%なことツッコんで、何が面白いねん、と。
よっぽど、ツッコみ方に、ウデがないと、面白くないですやん、と。

大切なのは、

「他の誰でもない、ワタシ(あるいはボク)にボケられている」

と、いうことなんじゃないの?
それって、そんなにプレッシャー?

ならば、誰でもない、自分にしか出来ないツッコみを返さないと、
笑いにつながっていけへんやんか、と。

私にいわせれば、
ボケられたら、ボケでツッコみをいれないと。

     ★

例えば、今回の場合だと、
私ならまず、
ねずみのしっぽ程度に出たマイクのヒモに、
鼻を寄せます。

そして、

「へっくしょーん!!」

と、くしゃみのリアクションをかましてから、

「こよりかーい!」

と、ツッコミます。

まぁ、さらに希望を言えば、
最初にマイクのしっぽの方を向けたボケの人に、

「マイクやろが!」

と、逆ツッコミをされれば、理想的ですけど。

一緒に、頭をはたくっていうのも……まぁ私は、
はたかれたくないですけれど(笑)

こんなの素人の主婦の私でも思い浮かんでますけど。

     ★

実際に、これで、
笑ってもらえるかどうかは、「神のみぞ知る」です。
「空気」だとか、いろんな要素もあるでしょうから。

でもまず、自分の発想力を発火させないとアカンでしょ。

誰から見てもひとつしかない「ツッコミ」なんて、
「なぞなぞ」に等しい。

学校じゃあるまいし、「正しいツッコミ」なんて。けっ!

とにかく、ボケられたらボケで返しましょう。
それが礼儀ってもんで、
人生のうちで笑える回数がひとつでも増えますので、
ポイントが溜まる感じで、お得です。

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