日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

特急のアンパンマンに揺さぶられました。

2007年08月13日 | その他の日々
帰りの岡山まで行ってくれた特急『しおかぜ』。
アンパンマンの塗装がかわいい。

どうしてアンパンマンが……?と、
考えていたら、
確か高知県が、やなせたかしさん(原作者)の
ふるさとだったかな?と思い出す。
『アンパンマンミュージアム』もあったような気が。

四国つながりなのね。

       
       こっちの写真は松山→宇和島へ行ったときの、特急『宇和海』の中。
      こちらは、外装はそんなにアンパンマンが目立ってなかったと、
      記憶しているけれど、
      指定席がアンパンマン色が濃かったです。
      (何故か、私が座った車両の指定席だけ)
      でね、黄色い丸の子は、
      なんていう名前の子なんでしょうか?
      アンパンマンと対等に目立ってたけど、
      どうしてなのかが、わからない。
      メジャーなところを考えれば、
      ここは、食パンマンか、カレーパンマンあたりの、
      ポジションのような気がするのですが……。


それにしても、予讃線は、揺れる。

帰り。数人の人に、はがきを書こうと思ったら、
ものすごく揺れた。

「書く」と思えば、「書く」しか考えない私は、
2通の揺れに揺れて汚い文字の絵葉書を書いた。

送ってから、
「何も揺れた文字を送ることは、なかったんじゃないか……」と、
少し後悔した。

出した後のポストの前で、
『旅の味』だと思ってもらえることを祈る(笑)。

     ★

お話を、松山歌会の人々と、
お別れしたときのお話に戻す。

改札内に入って、
目の前の特急に乗り込もうとしたら、
お別れをした姫川未知絵さんが、

「その特急じゃないですよー!!あっちあっち!!」

と、上りかけの階段のところから、
声をかけてくださった。

見れば、同じホームだけれど、
さらに奥のほうに行けば、
もうひとつ別の特急があった。

同じホームに、違う方向へ行く電車が並んでる。
ははは……。

姫川さんにお礼を言って、
小走りに言われた特急へ向かう。

座席は、指定席。
えーっと、5号車の1番D……い、行き過ぎた××。
他の乗客とは逆行するかたちで、
3号車あたりからふぅふぅ言いながら、
自分の座席へと向かう。

ようやく、到着。
さて、荷物を網棚に上げましょうか、
というところで、ある四人家族から視線。

リュックサックを背負った少年が、
「……ここ、僕の席……」とつぶやく。

お母さんも、その息子さんの切符を見せる。
5号車1番D……なぬっっ!!
私も切符を見せる。……やっぱり5号車1番D。

すると見比べていたお母さんが、
「これ、13日になっていますよ」と言う。

えぇ!!日付が違うの!!

とにかく、心細げな少年に、
席を譲らなければ。

私は軽く謝罪して、一旦電車から降りる。

「まず、何をしたらいいんだ?
改札のマドンナに、切符のことを言えばいいのか?
でも、13日になっているんだぞ。
11日の今日の特急に乗れるのか……??
乗れなければ、次の電車か。特急券は買えるのか?
あぁ、だとしたらだとしたら、
車で迎えに来ているお父ちゃんに、連絡しないといかんぞ!
で、何から始めればいいんだ?」

かるくパニック。

で、改札口のマドンナのほうへ、
向かっている途中、
特急の一番尻尾のところに、
電車の乗務員さんらしき人が、複数人立っていた。

私は、声をかける。

「あの、JR西日本で、11日と13日の切符を買ったつもりだったんですけど、
今見たら、どうやら、どの切符も13日になっているみたいなんですよぉ」

と、何気に、JR西日本に非があるかのごとく、
相談する。

下っ端風な、乗務員さんが、
切符を見てくれた。

「この切符、『しおかぜ』ですよ」と言う。

はぁ……それがなにか。

「この特急は『宇和海』。『宇和海』の切符はお持ちですか?」

……はっ!!

でも、パスケースの一番上から、
必要になる順番に切符を入れたはず……。
だから、一番上の切符は、
今日の切符になっているはず……。

慌ててパスケースから、
持っていた乗車券やら特急券やら取り出して、
見てみる。

……ありました。下から2番目に『宇和海』の切符が。
ごめん。JR西日本(笑)

「でも、これ、13日の切符に打刻してしまって……。
マドンナ……じゃない、改札へ行って、
取り消してもらえるんでしょうか」

と、泣きを入れると、

「乗務員が回ってきたときに、事情を説明して下さったら、
取り消しますし、11日の切符に打刻しますから」

と、落ち着いた対応。

指定席は、1号車。電車の頭の部分の車両。

私は、乗務員の人たちにお礼を言って、
電車のしっぽから頭の部分へ、急いで走り出す。
事情は知っているから、乗せてくれるだろうけれど、
時間はない。

チクショー!、かばんが重いぜ。

ひぃひぃ言いながら、『宇和海』にダイブ。

       
          悲しみの、11日の打刻がついた。13日の切符

     ★

あれから、約10日。

こんな風に長々と歩いたり、
慌てて走ったりしながらも、
大阪に帰ったら、体重は大幅に増えてました(泣)

スポーツジムへ行く習慣も、
すっかりリズムが狂い、未だにまだ行けてません。

そうこうしているうちに、
全国歌会の締切があったり、
飛行機の予約をしたり、
もう次の旅行の準備が、すぐ目の前にやってきました。

あなおそろしや。

少しでもやせてしまわないと、
この上からさらに、お肉がついてしまいそうです……。

これで長かった、
松山歌会行脚の旅と宇和島帰省のお話は終わりです。
ご静聴ありがとうございました(笑)

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2 コメント

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Unknown ()
2007-08-25 21:21:32
お久です。

「鉄風味」な話題だったので来ちゃいましたが…

いなだっちって乗り物に強いのですね
四国は「振り子式(よく揺れる)」列車の名所でして…
三半規管弱めの自分は恐くて乗れませぬ

手紙を書いた、なんて素晴らしすぎ
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揺れ揺れ (いなだっち)
2007-08-26 09:52:47
「鉄風味」な話題がお好きとは、ちょっと意外でした

そうなんだ。そんなに揺れるのが有名なんだぁ~。
手紙を書いた方から、
メールを頂いたのですが、
電車の旅行は好きだけど、あの揺れは頂けないと、
その方も仰ってました。

子供がグーで握った手で、文字を書いた様な、
すごい文字でした。

観光バスで山道などを登られると、
たまに酔いますけれどね。

今回は、乗ったとたんに、
数日の睡眠不足で、
30分ほどよだれを垂らして寝たのが、
よかったのかもしれませんね。

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