日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

ビラ配りの高橋選手にとって、いい日になれば。

2007年04月06日 | その他の日々
昨日のことになるけれど。

仕事のお給料を取りに行った帰り、
地下鉄の駅から地上に出ると、
スケートの高橋選手に似た
男の子が、
ビラ配りをしていた。

「よろしくお願いします」と、
差し出されたビラを、
私は、手を胸にかざし、
謝罪のポーズで受け取らず、
そのまま通り過ぎていった。

すると、脳裏に焼きつくかたちで、
一瞬のビラの内容が、よみがえってきて。

それは、4月1日からオープンした、
美容院のビラだった。

私は、こちらに引っ越してきてから
前に二回ほど行った、
美容院をさほど嫌ってはいなかったが、
いかんせん、遠方なのと、
対して、
そのオープンした美容院の近くに、
行きつけの喫茶店があるということで、
興味を持っていた。

そろそろ、髪もなんとかしなくちゃいけないくらい、
てっぺんが黒くなってきたし、
パーマは伸びきってきたし。

ビラをもらうと、
電話予約できるな、と思い、
数歩歩いた場所からUターンして、
「ごめんなさい。興味あるから一枚ください」
と、ビラを求めた。

見る見るうちに、
ビラ配りの高橋選手が、
高揚したのが伝わってきた。

「ありがとうございます!!」と大きな声で、
ビラをくれた。

私は、恥ずかしくなって(笑)、
ビラをもらって、その場を立ち去った。

でも、後ろからも、
「ぜひぜひ!!よろしくお願いします!!」
と、大きな声がこだました。

見たわけじゃないけれど、
深々と頭を下げられているようにも感じた。

まだ、いつ行けるのか、わからないし、
もしかしたら、前に行ったところへ、
結局は行く可能性もある。

いずれにしても。

このことで高揚した、
ビラ配りの高橋選手にとって、
「あのお客さんのおかげで、
ビラ配りの仕事が少し報われた」と、
さわやかに思える一日になったことを、
祈りたいです。

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