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権力に溺れる愚かさ、戦争を起こすという罪、そしてジャーナリズムの戦い

2019-05-13 23:36:09 | 映画の話
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とても話題になった作品で、アメリカのチィニー元副大統領の悪行三昧を描きます。実在する政治家の過去の悪行を、こんな風に世界にバラす、表現の自由があるとはいえ、驚きでした。
若いころのチェイニーは飲んだくれのダメな男で、恋人である優秀な女性・リンに、政治的に権力を持つよう尻を叩かれて何とか政治家になっていきます。ちょうど、同じく酒で失敗続きのブッシュJr.が大統領を目指す時で、副大統領としてそばで助けてくれ、と依頼されます。ブッシュJr.が大統領に当選してしまったために、チェイニーは権力(アメリカという国を意のままにできる!)の魔力に取りつかれ、大統領をないがしろにしてみたり、法律を拡大解釈させてくれる弁護士を重用し、イラク戦争を引き起こすのです。
あまり能力の高くない大統領、権力志向の強い妻、副大統領という地位、そりゃ、やりたい放題にできるよね、って思うけど、戦場に行かされた兵士たちはたまらないでしょう。
観た後で、なんかハラが立ってしかたなかった作品でした。でも、強大な国・アメリカとはいえ、トップに立つ者によって、こんなふうになってしまうことがある、と学びもしました。

記者たち 衝撃と畏怖の真実
これも話題になった作品で、米国の小さな新聞社が、チェイニー率いる()米国政府が行った「イラク侵攻」についての疑惑を追い、徹底した取材をもとに「イラク政府は大量破壊兵器を持ってはいない」ことをつかみます。
米国の大手新聞は、政府の発表をそのまま垂れ流し、政府の広報のようなありさまだったとか。
この作品は、上で書いた【バイス】と対をなすようなものなので、両方を観るのがいいと思います。
【バイス】ではいい加減な政治家にハラが立って、【記者たち】では誇り高く問題意識を持ち、仕事にまい進する記者たちに心揺さぶられます。見ごたえある作品ですよ。

ヒトラーvsピカソ 奪われた名画のゆくえ
ヒトラーの秘宝。それは大戦中にユダヤ人から不法な方法で買い上げたり、略奪したりして集めた美術品。そのかず数千点と言われ、その多くがいまだに発見されずに行方不明のままだとか。
画家になれなかったヒトラーは、特に絵画に執着し、有名作家の作品や高名な作品などは手元に置きたがった。敗戦間近、それら美術品は廃炭鉱や廃岩塩坑道などに隠され、歴史の闇の中に。
2012年、ミュンヘンのアパートの1室から、ナチスの略奪品とみられる絵画1400点が見つかり、調査が始まりました。今後、これらが正規の持ち主に返還されるのか、持ち主不明になったものはどうするのか。
前世紀からの負の宿題となって、ドイツやスイスの美術関係者にその解決をゆだねているのです。

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