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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

八甲田・十和田・雪景色 その2

2015-03-11 | 十和田・八甲田・八幡平
 快晴の盛岡から、青森県八甲田山へ向かいました。
 危惧していたとおり、ロープウエーで上がった八甲田山頂は吹雪でした。

 
①②③強風が吹き荒れ、雪や過冷却水が砂つぶてのような痛さで顔や体にぶつかってきて、すぐさま凍りついてゆく。
 こんなところにじっとしていては「人間樹氷」になってしまう(^^)。
 映画「八甲田山」の数々の氷雪のシーンが思い浮かぶ。
 駅の建物がどうにか見える範囲内、半径60~70mくらいのところをスノーシューで、時々雪の吹きだまりを踏みぬきながら、雪だるまのようになって転げ、もがいて歩きまわる。
 若干のスキーヤー以外、姿が見えるのは2~3人だけ。
 いっしょに上がってきた観光客は寒い、寒いを連発し、すぐさま山頂駅構内へ避難して出てこない。
 吹雪には息つぎをするように、風が途切れるときがある。
 その折を逃さずシャッターを切るが、ご覧のような出来栄えの写真ばかりだ(^^;)。
(* きわめて悪い画像ですが、明日撮影の写真との比較のために使っています、ご了承ください。といいながら、明日もいまいちの写真ばかりですが(^^;)。)
 労力とその成果は、必ずしも一致するものではないということを改めて認識し(^^)、約30分で写真を断念し下山する。






④酸ケ湯温泉の近くの地獄沼。
 熱湯が湧き、火山性の噴気が吹きだしている。
 山頂の吹雪もだいぶん収まったようだ。
 主峰、八甲田大岳が青空とともに姿を見せるようになった。
 ここから見る秋の紅葉は見事のひとこと。


⑤翌朝、沼の水蒸気がまわりの木々に付いて霧氷ができるのを期待したが、空振りだった。


⑥まわりの雪景色もすばらしい。
 風景の中に溶け込んでいる立派な木造建築は、昨夜の私の宿所、ではなかった高級ホテル、八甲田ホテル(^^;)。


⑦スキーヤーの描くシュプールがキツネの足跡と交差する。
 偏光フィルターを使ったかのような深い青空。



 八甲田・十和田・雪景色 その3へ続く。

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