風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

津軽路を北へ③ 龍泊ライン・竜飛崎

2016-11-01 | 東北
 青森県津軽半島の竜飛崎と小泊を結ぶ国道339号、通称龍泊(たつどまり)ライン(「りゅうはく」ラインの方がいいやすいです)を、竜飛崎に向かって北上します。
 10月13日の写真です。

①快適な交通量の少ない龍泊ラインを走っています。
 山中から道の駅「こどまり」に下って来ると、海の向こうに突然といった感じで、北海道の山々が見えてきます。


②少し見にくいですが、青年がひとり海に向かって一心に竿を投げています。
 私は少しの間、ながめていました。


③七ツ滝、落差20m。
 冬の季節風により樹木の生育しない、荒々しい岩肌を段落を作って流れ落ちてきます。
 写している私の後ろから、強風が背中と三脚を揺らしています。


④私は今回の旅行でも、ほとんど三脚を使っていません。
 三脚がないと行動が楽だし、他の人の迷惑にもならず、自由なアングルがすぐとれ、しかもカメラ機能などの向上により、十分に絵になります。
 しかし、滝や渓流は別です。
 これらを写すときだけは、三脚を使わないと写真になりません。


⑤小さな集落。
 つい、生業は何をと思ってしまいます。


⑥心引かれる逆光に輝く銀色の海です。





⑧廃屋らしい家が一軒。


⑨銀色の海に黒い雲の影がさまざまな紋様を描き、雲の動きとともに変化して行きます。


⑩ヒバとブナの原生林です。





⑫龍泊ラインはシーサイドロードから、山岳ワインディングロードに変わってきました。
 「ロング・アンド・ワインディングロード」・・名曲です、・・関係ないですが・・。


⑬眺瞰台という展望台。
 津軽海峡と北海道の白神岬や松前方面がよく見えます。


⑭津軽海峡といわずとも「海峡」だけでイメージされるのは、この津軽海峡です。
 その海峡を船舶が二隻、並んで行きます。


⑮ヒバの立ち枯れが目につきます。


⑯日本海方向は、光る海と刻々と変化する雲の影。
 そして黒く突き出た小泊岬の半島。
 見飽きない風景です。





⑱竜飛崎灯台。
 津軽半島の、そして本州のどん詰まりまでやって来ました。
 これより北へは、もう車では行けません。
 残念ながら南へ引き返して行くしかありません。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いせえびさま (こだる)
2016-11-01 16:13:30
いせえびさま こんにちは。
竜飛埼までの案内、まことに有難うございます。
行きたい気持ちはあっても必ずしも行けるとは限らないエリアです。
美しいお写真、しっかり記憶にとどめておきたいです。
七ツ滝 写真ではよく見る滝です、三脚使用で魅力度倍増ですね。
光る海・・好きな光景です、午後の海岸風景、どこか、郷愁を誘われます。
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こだるさま (いせえび)
2016-11-01 18:10:43
こんばんは。
20数年前に初めて来て以来、三度目の竜飛崎となりました。
「津軽海峡冬景色の碑」が出来たり、ホテル群がなかったころです。
もう少し北へ向かいたい気がするのですが、あの割高の海峡フェリーはゴメンなので、しかたなく引き返しました。
七ツ滝は道沿いの、とてもこだるさんが食指を動かすような滝ではありません。
しかし、こだるさんなら絶対滝の上までかけ登り、上から写すでしょうが、私は下からで十分です(^^)。
あとふたつ福島県で、今度はこだるさんが行かれた滝も写していますので、またご覧ください。
光る海の海岸風景への郷愁、きっとふるさと土佐の海を連想されてのことだと思います。
コメントをいただきありがとうございました。
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凄みさえ感じて〜! (ひつじ)
2016-11-02 00:08:02
いせえびさま、こんばんは♪
竜飛岬ですか~!
ますます素晴らしいお写真が続きますね。
北へ行くほどに日本海の海を想います。
七ツ滝ももちろん素晴らしいですが、
⑥⑨⑯の光る海は凄みさえ感じて魅入りました。
滝や渓流以外は三脚をお使いにならないとのこと…、
今まで拝見してきて、どのお写真もきっちりと撮っていらっしゃるのでビックリです。
わたくしも最近は三脚なしで撮っていますが、自分の甘さに恥じ入る次第です。"(-""-)"
納得いくまでの単独撮影行、改めて感じ入りました。
素晴らしいです。♪
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ひつじさま (いせえび)
2016-11-02 07:23:18
おはようございます。
光る海に共感いただきありがとうございます。
光る海が好きなので、今までも伊勢湾、熊野灘、山陰などでご紹介してきましたが、今回は特に⑯が私も気に行っています。
欲をいえば、船が通ってくれるとなおいいのですが、この日のあの時間帯の津軽の荒海に、漁船の影は見当りませんでした。
今回の旅はあわただしく走りながらの撮影ばかりです。
もう少し待てばと、心を残しながら、立ち去ったことも何度もです。
時間がもったいなく、まともにお昼を食べたのは一回もありませんでした、・・でもミジメではありませんよ(^^;)。
しかしこの旅写真は、作っているほうも相当しんどくなってきていますが、休んだり、間を置いたりすると、紅葉などは時期を失するので困っています(^^;)。
コメントをいただきありがとうございました。
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