風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

海の風景 その1(やや荒れた海)

2015-07-24 | 三重県・海・伊勢湾
 私は伊勢湾中部、三重県津市北部の海の近くに住んでいます。
 伊勢湾中部の海の景色は平凡です。
 白砂青松で遠浅の澄み切った海と海岸が広がっていたのは遥かな昔のことで、数々の台風や様々な状況の変化などにより、大きく様変わりしてしまいました。
 それでも海は海。
 犬の散歩で海へやってくるのが日課になっていますが、海の広がりをながめていると気分が爽快になります。
 青い海をながめていると新たな勇気と希望が湧いて、などきませんが(^^)、それでも犬といっしょに波打ち際を駆けだしたくなります(その程度です(^^))。
 こんな海でも、晴れの日、雨の日、荒れた日、大荒れの日で日々の表情が変わって行きます。
 そのような海の表情の変化を中心に、海の風景と題して、やや荒れた海、台風前日の荒れた海、台風で大荒れの海、おだやかな海①②の5回に分けてご紹介します。
 まずは、やや荒れた海です。

①低気圧が日本海にあり、晴れてはいるものの南風が強く、海はやや荒れ模様で白波が立っている。


②③北方を見る。
 海岸は流木や漂流ゴミが多い。
 地元の方々が月に1回、海岸清掃をしてゴミの分別収集をしているが、海がひと荒れするとすぐ漂流ゴミが流れ着く。
 流木は大木で始末に負えないが、流れてくるのはよほどの大雨か台風の後だ。




④浜はコウボウムギが増えてきて、やがて海に迫ろうとしている。
 砂浜が草原化しつつある。


⑤⑥少し盛りは過ぎたハマナデシコ。




⑦⑧波打ち際から打ち寄せる波を見る。
 海藻が波で打ち上がっている。



 
⑨河芸港方向を望遠で写す。
 鵜の一群が営巣地へ向かっている。


⑩上空を行く飛行機が、青空に白い飛行機雲を残す。
 いつもは見える対岸の愛知県知多、渥美半島や神島、答志島などの姿は見えない。


⑪引き波が汀を洗う。


⑫沖に二艘の船。
 手前は白塚漁港へ帰ってきた船。
 遠く沖あいは津港へ戻ってきた中部国際空港と連絡する高速船。


⑬白波をけたてて船が帰ってきた。
 喫水線が沈んで重そうだ。
 大漁かもしれない。
 300mmの望遠。背後は何度も名前の変わったJMUの造船所。


⑭次々に船が帰ってくる。


⑮⑯海岸にはオニユリが咲いている。




⑰流木のオブジェ。
 これからこれを時々定点撮影する。


 その2、荒れた海に続く。




 
 

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2 コメント

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しおかぜ・・ (こだる)
2015-07-24 22:52:06
いせえびさま こんばんは。
お写真から海辺の匂いがします、少し荒れた海に強い風を感じます。
河川に無数のダムや砂防堰堤ができてから川から海に砂が運ばれなくなって、
日本の砂浜は砂の補給路を断たれ、やせ細る一方ですね。
この砂浜から投げ釣りでキスやカレイが釣れそうですね(^^)
おっと、横道にそれてしまいました、すみません。
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こだるさま (いせえび)
2015-07-24 23:50:13
こんばんは。
このような写真にコメントをいただきありがとうございます(^^)。
この海のシリーズは心をひかれる写真は1枚もないと思いますので、期待しないでください(^^;)。
これは私が定期的に撮っている、前の海のそのままの姿の記録でもあります。本来ならみなさんにご披露するようなシロモノでもないのですが・・(^^;)。
汚い海岸でしょう。これは、海岸清掃をする直前の写真です。
流れ着くゴミでも、海藻や燃えるごみならいいのですが、ペット、プラスチック、カン、ビンは分別収集しないといつまでもそのままです。
あっしゃるとおりの海やせで狭い海岸です。温暖化による海面上昇も加わっていると思います。
よくご存じですね、キス釣りの人はあの海岸に何人かいます。
ただ、釣果はパッといないようです。
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