風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

尾瀬・ニッコウキスゲ その3(尾瀬沼①)

2015-07-20 | 尾瀬
 福島県桧枝岐(ひのえまた)村、尾瀬沼のニッコウキスゲです。
 今回は群馬県片品村大清水から三平峠越えで尾瀬沼へ向かいます。

①朝8時、三平下の尾瀬沼。
 空は雨近しという雲行き。やはり燧ヶ岳は見えない。


②③大江湿原。
 ニッコウキスゲの群落が現れた。
 前年の2012年は、ニッコウキスゲの花の咲き具合が非常に悪かったようだが、この年は見事だ。




④ニッコウキスゲはほとんどが一日草。
 朝咲いて夕方にはしぼみ、翌朝には違う花が咲く。


⑤⑥沼山峠への木道。
 沼山峠は桧枝岐村御池(みいけ)から尾瀬沼へ向かうバスの終点。
 峠から約1時間弱の下りでここへ至る。
 ちょうど遠くに、峠から下ってきた人々の姿が見えてきた。




⑦⑧名物の通称3本カラマツ。
 その向こうは尾瀬沼。




⑨⑩ニッコウキスゲは大江川の向こう岸にはほとんど咲いていない。
 シカの食害と思われる。




⑪⑫それにしても、これだけのニッコウキスゲが見られるのはありがたいことだ。
 日夜シカの食害などから花と湿原を守っている、関係者の方々に敬意を表したい。


 

 その4に続く。
 

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4 コメント

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改めて思いました。 (yukisemi)
2015-07-20 17:35:22
おじゃまします。
一般的に尾瀬は水芭蕉と思ってしまいがちですが、これまでのブログを拝見していますと、改めてその魅力の多様性に驚かされます。
なかでも、ガスのかかったニッコウキスゲのある景色はなんともいえません。ゆっくりと木道を歩いてみたくなる写真です。



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yukisemiさま (いせえび)
2015-07-20 18:48:25
コメントをいただきありがとうございます。
尾瀬=水芭蕉、小学生でも知っているあの歌のせいですね(^^)。
もちろん、水芭蕉もいいのですが、これまでご紹介してきたコバイケイソウ、ワタスゲそしてニッコウキスゲなどのほか、地味ですが、カキツバタやリュウキンカもいいですし、池塘のヒツジグサも清楚です。
花々以外にも、湿原、池塘、湖沼、山岳風景などもすばらしく、おっしゃるように、本当に「多様な魅力に驚かされます」。
雨模様で燧ヶ岳は見えなかったのですが、森をガスが包み、木道際のニッコウキスゲとともに、印象に残る風景でした。
まだでしたら、ぜひ一度、尾瀬の空気とこの木道の感触を味わいに行かれるようお勧めします。
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尾瀬は素晴らしい (夢子)
2015-07-21 00:07:11
 尾瀬のニッコウキスゲ、思わず歓声が出そうになりました。
素晴らしい\(^o^)/
尾瀬は遠いので、ニッコウキスゲは雄国沼で楽しんでいます。
でも、尾瀬の魅力は凄過ぎて言葉になりません。
思い出します。
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夢子さま (いせえび)
2015-07-21 07:43:29
おはようございます。お楽しみいただきありがとうございます。
福島県のかたにとっても、やはり尾瀬は遠いのですね。
福島県は広いし、その南端ですものね。
田島まで鉄道で行き、そこからバスで、場合によっては乗り換えて、終点から1時間の歩きでやっと入り口です。
何度も行かれないかもしれませんね。
私のように自由勝手人ではなく、いろいろな制約もおありでしょうから、なおさら遠いですね。
裏磐梯にはなんども行っているのに、雄国沼はまだです。
写真集で見ると、広々とした沼や湿原の中に木道があり、ニッコウキスゲがたくさん咲いています。
ニッコウキスゲに関しては、いまや尾瀬を上回っているようにも見えます。
次は、9月に尾瀬沼の紅葉です。だいぶん先のことですが(^^)、またご覧ください。
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