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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

彩りの丘 (ネモフィラ・ノースポール・・)その1

2018-05-18 | 三重県・山・伊賀
 伊賀市霧生(きりう)にある、メナード青山ハーブガーデンのネモフィラ、ノースポールなどが見頃を迎えていました。
 ここは三重県の伊勢地方と伊賀地方を分ける青山高原の南端部、標高約500mの高地にあります。
 広さ8haのガーデンの中には、300種類を超えるハーブがあります。

①ネモフィラの中の一本の道。
 歩きやすいウッドチップの道です。
 この4本の杉のような木の名前は分かりません。





③手前からネモフィラ、ノースポール、ポットマリーゴールド。
 さわやかな高原の風が渡ってきます。


④ノースポール。








⑦ネモフィラなどの花々には、たくさんの虫たちが集まってきます。
 これはクマバチ。
 見た目や名前に似合わず、おとなしいハチで、人を襲うことはありません。





⑨見晴台の上から。


⑩白いネモフィラ。


⑪一見ラベンダーのようなキャットミント。





⑬チャイブ。





⑮シルバーカーペット。


⑯三色のポピー。





⑱ネモフィラ。
 背後は管理棟、売店。

 
 9時の開園30分後に着きました。
 一組いた夫婦はすぐに帰り、私と3人のテレビのクルーだけ。
 彼らが帰ったあとはしばらく私ひとり。
 貸し切り状態です。

新緑・香落渓

2017-05-03 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市から奈良県曽爾村にかけての香落渓(こおちだに)です
 青蓮寺川の上流部に約8kmの大渓谷を作っています。
 柱状節理の絶壁と紅葉で知られていますが、新緑の頃もすてがたい魅力があります。
 名張市側から香落渓に入って行きます。
 香落渓は道路が改良されてはいるものの、対向困難なところもあり、また駐車スペースがほとんどありません。
 ここぞと思うところでも、車を止められないところが多いです。

①河鹿橋を渡って、香落渓の核心部に入って来ました。
 見事な柱状節理の断崖が次々に現れます。


②背後の黄色い橋が河鹿橋です。


③ここで川崎からひとりでやって来て、クラッククライミングをする若い女性と話をしました。
 香落渓は柱状節理などのクラック(裂け目)をカムという道具などを使って登る、クラッククライミングの全国的な名所のようです。
 高所に強くない私には、あの垂直の絶壁を単身で登るという女性は驚きでした。








⑥紅葉橋付近です。


⑦紅葉橋が架けられ新道が出来る前の、かっての県道の旧道です。
 右側は柱状節理の岩壁、左側は青蓮寺川、この狭い道をバスも走っていました。











⑪清流からはカジカの鳴く声が聞こえてきます





⑬曽爾村の小太郎岩とよばれている大岩壁です。











⑰香落渓の端にそびえる特異な鋭鋒、鎧岳(894m)です。





青蓮寺湖 新緑

2016-04-25 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市にある青蓮寺湖です。
 この湖は淀川水系、名張川に造られた青蓮寺ダムのダム湖です。
 屏風岩の撮影のあと、通りかかったこの湖の新緑の美しさに、先を急いでいるのに思わず車を止めて写してしまいました。
 4月19日の写真です。










④ダム湖を横切る赤いブイ。
 あの下には網場(あば)と呼ばれているゴミ除けのネットが張られています。






































⑰湖岸の一部には遊歩道も設けられていて、散策を楽しむことが出来ます。
 ここは桜の時期もいいようですが、ダム湖の周辺は近鉄などによる住宅開発が進み、人出も多そうです。




白藤滝 晩秋

2015-12-23 | 三重県・山・伊賀
 三重県伊賀市山畑の白藤滝です。
 8月に続き今年2回目です。
 11月24日に行ったのですが、紅葉は早いものは散り、遅いものはまだ青もみじという散々な状態でした。
 そのため、今まで掲載するのを控えていたのですが、今年の白藤滝の紅葉の状況写真として、またこれからも海の風景ばかり続きますので、その気分転換としてご覧ください。































⑪~⑮これだけではあまりにもひどい写真ばかりなので、参考までに2013年11月28日の写真もご覧ください。
 紅葉はピークより、4,5日遅い状況です。















 明日は熊野灘の風景その1です。 

赤目渓谷 2015 その4(荷担滝)

2015-12-14 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市の赤目渓谷です。
 渓谷のご案内もきょうで最後です。
 また、雨が少し強く降ってきました。
 傘をさしながら、これから琵琶滝まで登って行きます。

①骸骨滝という変な名前の滝の下流です。


②この真ん中の岩が骸骨の名のいわれですが、無理に何かに見るとすれば、猿の横顔くらいでしょうか。





④~⑦斜滝が見えてきました。
 滝が左側に斜めに傾いているのが、ネーミングの由来です。
 この滝のまわりには、落ちて間もないあざやかな、広葉樹の落ち葉が積もっています。












⑧巨石がゴロゴロしているところへやってきました。
 まわりは柱状節理の岩壁です。


⑨⑩赤目で最も有名でシンボル的な滝、荷担(にない)滝です。
 荷物を天秤棒か振り分け荷物で、天秤棒も振り分け荷物も古いですが、担っているところから名付けられました。





⑪荷担滝のすぐ上の滝壺で、クルクル落ち葉を撮って遊んでいます。
 落ち葉よりも泡のほうが多く、なんだか二つ目台風のような不気味な姿になってしまいました。
 なんだか心理判定にも使えそうな渦巻きです。


⑫~⑮雛壇滝です。
 滝が雛壇のように階段状になっています。
 この滝もほかの渓流もそうですが、目で見るよりも、スローシャッターで撮って写真で見るほうが、味わいがある場合が多いです。












⑯⑰雛壇滝の少し上流です。
⑯このへんはまだ、形のいい散りもみじがフカフカに積もっています。





⑱琴滝です。
 耳を澄まして聞けば、この滝の音が谷あいにこだまし、妙なる琴の音のように聞こえるというのですが、抒情趣味を解さない案内人には一度だってそう聞こえたことはありません。


⑲~○21 赤目五瀑の最後、琵琶滝です。
 この滝の音も耳を澄まして聞けば、琵琶が奏でられるような典雅な音に聞こえる、とはさすがにどこにも書いてありませんが、滝の形が琵琶に似ているという、それだけです。
 琴といい、琵琶といい、雛壇といい赤目渓谷は雅やかでしょう、名前だけは。
 あっ、案内人がこんなことをいってはいけませんね。
 しかし私はこの琵琶滝が撮りやすく、また絵になり好きなのですね。
 ここは特に、落ち葉が積もった晩秋か初冬の風情がいいのです。






○21


 今回は行っていませんが、この先に赤目の最後の滝、巌窟滝があります。
 その模様は、7月14日のブログ(こちら)をクリックしてご覧ください。

 雨の中、朝7時から午後3時前まで、往復で8時間近くもたいへんお疲れ様でした。
 紅葉は残念な状況でしたが、正直いって赤目渓谷は紅葉よりも散り紅葉のほうが見ごたえがあると、私は思っています。
 雨に濡れあざやかさを増した、静かでしっとりとした風情の赤目渓谷をお楽しみいただけたものと思っています。
 赤目渓谷へまたのご来訪をお待ちしています。
 
 明日は宮島です。