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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

赤目渓谷 2015 その3(姉妹滝)

2015-12-13 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市の赤目渓谷です。
 赤目渓谷は最後の滝、巌窟滝まで約3、3kmあります。
 ほぼ中ほどまで歩いて来ました。

①②陰陽滝です。
 この落下口の滝は17、8mほどの渓流瀑の一部です。


 







⑤~⑦百畳岩とよばれている、大きな岩盤が広がっているところへやってきました。
 ここから対岸へ渡る橋の礎石の間の繊細な流れです。







 




⑨~⑫姉妹滝です。
 落差は1mくらいで、滝とは呼べないような滝ですが、ここは私のお気に入りの滝です。

 




⑪この角度からの滝が好みです。
 落下した滝の水が右手奥に向かって疾走して行きます。


⑫水量が少ないと、この岩が竜の横顔に見えるときがあります。





⑭歩きやすい遊歩道が続いています。
 赤目滝保勝会のメンバー、数人が毎日渓谷内を安全パトロールして、落石、倒木などを除去しています。


⑮~⑰柿窪滝を下、横、上から見ています。






⑰滝の真上に三脚をセットし写しています。
 写真の特性上、遠近感がでず平板になりますが、この程度の高さでもコワゴワです。

 
⑱柿窪滝の上の流れです。
⑱この付近も苔が美しいところです。








○21 上部の笄(こうがい)滝が流れ込む滝壺は横渕とよばれています。
 ここはよく、木の葉の舞いが楽しめるところですが、きょうはあいにく、あぶくしかまわっていません。

 
○22 雨降滝です。
 崖から雨が降るように、飛沫が落ちてきます。
 水量が多いときは、傘をさして、小走りに通らなければならないくらいです。


○23 


 明日は、最後です。
 荷担滝を通って、琵琶滝まで行きます。

赤目渓谷 2015 その2(布引滝)

2015-12-12 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市の赤目渓谷です。
 朝、いったん上がっていた小雨がまたぱらついてきましたが、傘や雨具がいるくらいではありません。
 岩肌が黒く濡れて、ちょうどいいくらいの雨です。
 さてこれから、赤目のクライマックスともいえる、千手滝から竜ケ壺にかけてのすばらしい景観にご案内いたします。
 11月26日です。

①②紅葉はこの程度ですが、全身に苔をまとった幹はめずらしいです。








④~⑥赤目五瀑の2番目、千手(せんじゅ)滝です。
 きょうは水量が多いです。
 少ないときは背後の複雑な岩肌が見えて、その岩肌を滑るように滝が流れ落ちます。









⑦⑧手すりにつかまって、少し急坂を登ります。
 先ほどの千手滝の上へ出ました。
 滝の落ち口を眺めるのも、滝のしくみが見えるようでおもしろいですね。
 滝を裏側からながめられる、裏見の滝があればいいのですが、三重県にはないようです。





⑨~⑪五瀑の3番目、布引滝です。
 その名のとおり、一巻の白布を垂らしたような優美な滝です。
 ここの滝壺の深さは30mもあるそうです。









⑫⑬再び急な坂道を登って、布引滝の上へ出ました。
 ここは狭い階段状の道で、朝早くでないとこのように三脚をかまえて写真など撮っておれません。





⑭~⑱ここは竜ケ壺です。
 私の一番のお気に入りのところです。
 竜ヶ壺とはいい名です。
 巨大な竜が身をひるがえして、滝壺に向かって飛び込んでいくようです。















⑲~○22 竜ヶ壺で時間を取り過ぎましたね。
 先を急ぎましょう、といっても、すぐ上のこの流れもいいのですよ。






○21


○22


○23○24 螺旋階段のような急坂を登ってきました。
 ここは斧ヶ渕の上流部です。
 少し休んで行きましょう。


○24


 その3に続きます。


赤目渓谷 2015 その1(不動滝)

2015-12-11 | 三重県・山・伊賀
 三重県名張市の赤目渓谷です。
 赤目四十八滝という名でよく知られています。
 今年の紅葉は例年よりも一週間以上早く、また色付きもよくありません。
 紅葉は期待出来ませんが、赤目五瀑の不動滝などの滝と落ち葉の降り積もった趣のある渓谷を、4回に分けてご案内いたします。
 昨夜の雨で足元が滑りやすくなっていますので、気をつけて行きましょう。
 11月26日、午前7時前です。

①~③7月に掲載した折には、上流部から下ってきましたが、今回は下流部の正式な入り口から渓谷に入って行きます。
 小さな行者滝や瀬が続くゆるい登りです。









④霊蛇滝を上から見下ろしています。


⑤下が霊蛇滝、上が五瀑の最初に出会う不動滝です。


⑥~⑧不動滝です。
 不動名王にちなんだ名です。
 この名の滝は全国に大小あわせて千以上はあるといわれています。
 明治の中期までは、一般の人はこれ以上奥へは行けなかったそうです。









⑨不動滝の落下口です。


⑩~⑮不動滝上流部の流れの妙です。
 このへんも、落ち葉が遊歩道に積もっています。
 滑らないように、慎重に歩いてください。


















⑯~○23 この付近の紅葉は例年、この時期だともう少しいいのですが、まだ色づいていないようです。















○21


○22


○23


 赤目四十八滝は7月13日にも掲載しています。
 それは(こちら)をご覧ください。
 
 明日は、その2です。
 

二位の滝・三寶の滝

2015-08-24 | 三重県・山・伊賀
 昨日ご紹介した三重県伊賀市の白藤の滝の上流に、二位の滝と三寶(さんぽう)の滝があります。
 どちらも白藤の滝ほど知られていない静かな滝です。

①~⑫まずは白藤の滝の300mほど登った二位の滝。
 ここも駐車スペースから2~3分。
















⑨~⑬二位の滝から400mほど登ったところにある三寶の滝。
 ここも3分ほどの歩き。









 
 こちらの2つの滝も、茶色い小さなカエルがたくさん道を飛び跳ねています。
 1匹道を横切って行く、ヘビを見ました。
 普通のヘビならともかく、マムシとはお近づきになりたくないので、三脚で草の頭や地面をたたきながらの行進です(^^)。

 明日は、屋久島の旅です。

白藤の滝 

2015-08-23 | 三重県・山・伊賀
 三重県伊賀市山畑(やばた)の白藤の滝です。
 車が4~5台ほど止められる駐車スペースから、石段を下って3分という見るのに楽な滝です。
 農業用の人造湖、田代湖から流れる、その名も滝川にかかる滝です。
 推定の高さ15m、直瀑です。
 やはり、1枚1枚のレベルが低いので、20枚という数で勝負です(^^)。
 説明文なしでご覧ください。














































 ひとつの滝に20枚は多すぎましたね(^^)。
 同じような写真があったかと思いますが、そのへんはご寛容のほどを。
 滝の向かって右側の撮影ポイントは特にしぶきが多く降りかかり、結局1枚しかものになる写真はありませんでした(^^;)。
 ここはもみじの木が多く、秋の紅葉も見事です。
 それはまたその折にご紹介します。

 この滝の入り口で、小さなヘビがカエルを飲みこむところの一部始終を、写してしまいました。
 ヘビにすれば個体を維持してゆくため捕食行動で、カエルが蠅を食べるのと何ら変わらない、生存のための行動なのですが、やはり一般的には、生々しく気味がいい写真とはいえません。
 風景写真を期待してここを訪れてくださるみなさんの意にそぐわない写真ですので、もちろん掲載するのは差し控えています。

 明日は、伊賀市二位の滝と三寶の滝です。