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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

岬の風景 九州 その1

2016-08-27 | 九州
 今回から九州の岬を2回に分けて掲載します。

①佐賀県唐津市波戸岬。
 玄海の青い海に、海中展望塔がつきだしています。





③唐津市土器崎、七ツ釜。
 玄武岩の七つの海食洞があります。


④柱状節理の見事な岩場です。





⑥愛媛県八幡浜~大分県臼杵を結ぶフェリーから見た大分県佐賀関崎。
 佐賀関はこの豊予海峡で穫れる関アジ、関サバで知られています。





⑧少し脱線します。
 大分県佐伯市にある豊後(ぶんご)二見ヶ浦です。
 ここでは3月、10月の初旬に、夫婦岩の間から朝日が昇るそうです。
 福岡県糸島市の夫婦岩は、玄界灘に沈む夕日で知られています。
 なお、全国に夫婦岩なるものは50ヶ所以上あるようで、その中から伊勢市など10市町村が毎年あつまり、全国夫婦岩サミットが開催されています。
 

⑨熊本県天草市、番所の鼻。


⑩崎津天主堂。
 ゴシック様式の建築です。


⑪大江天主堂。
 こちらはロマネスク様式です。





⑬教会ついでにもう一度脱線します。
 長崎市(旧外海町)黒崎教会。
 レンガ造りの簡素な建物です。
 黒崎は遠藤周作氏の小説「沈黙」の舞台となったところです。





⑮長崎市、出津(しつ)教会。
 漆喰造りの清楚な外観です。





⑰天草市上大瀬灯台。


⑱妙見浦、海食洞があります。

南九州の旅 2002年10月 その4 霧島・火口湖めぐり

2016-08-04 | 九州
 鹿児島県日置市、吹上浜に泊っていました。
 前日に引き続き、強風波浪注意報が出されていて、串木野から甑島(こしきじま)へ渡る船が欠航となりました。
 甑島で予約してあった小型のレンタカーは取り消しの電話を入れ、急遽、鹿児島市へ向かい、その後霧島の火口湖をめぐることにしました。

①波浪の高い吹上浜。
 日本三大砂丘のひとつとしているものもありますが、私の見た限り、砂浜は長くはあるがおおむね狭く、漂着ゴミが多く、荒れた海岸という印象で、大砂丘という感じはしません。


②芋焼酎に使うのでしょう、サツマイモ畑が広がっています。


③鹿児島市城山公園から見た、桜島と錦江湾と鹿児島市街。








⑥再び、霧島へやって来ました。
 標高1239mの大浪池です。
 登り口から標高差約300m、40分の登りです。
 晴れていたら背後に、どっしりした韓国岳があるのですが。





⑧10月下旬、紅葉が始まっています。


⑨木の種類が北方の火口湖の木とは異なっています。











⑬宮崎県えびの市、標高1200m、えびの高原です。
 右側の山は、韓国(からくに)岳(1700m)です。


⑭不動池(1228m)、ほぼ円形の火口湖です。
 酸性度が高くコバルトブルーです。 








⑰六観音御池(ろっかんのんみいけ)。
 この池も酸性度が高く、魚は住んでいません。
 背後の韓国岳が霞んできました。
 雨が近いようです。








⑳この後、雨が当たってきました。
 

 帰りの宮崎港から大阪南港へのフェリーは、風雨のため少し揺れが強かったようです。
 私は以前、船釣りをしていたころは、船酔いに強いほうだったのですが、釣りを止めてから弱くなったようです。
 もちろん、ゲロゲロ吐くほどでなかったのですが、気分が悪くなり、売店で買った酔い止めの薬を飲んでしまいました。
 

南九州の旅 2002年10月 その3 開聞岳

2016-08-03 | 九州
 鹿児島県霧島から開聞岳など薩摩半島をめぐります。

①霧島市にある丸尾滝です。
 高さ23m、幅16m、茶褐色の柱状節理の断崖を白い水が落下します。
 近くの温泉の水が混ざっているため、滝壺は青白色をしています。








④九州最大のカルデラ湖、池田湖です。
 直径約3,5km、ほぼ円形をしており、深さは233mもあります。
 湖底には直径800m、高さ150mの湖底火山があります。


⑤背後の山はこれから向かう、薩摩富士ともよばれている開聞(かいもん)岳です。








⑧薩摩半島最南端の長崎鼻です。
 開聞岳の好展望地です。
 開聞岳は922m、どこから見ても、ほぼ三角形の姿をしています。


⑨岩場の先端に釣り人がひとり。
 透明な海水です。





⑪西方、頴娃(えい)の海岸から見た開聞岳。


⑫坊津(ぼうのつ)。
 かっては伊勢の安濃津、博多津とともに、日本三津のひとつとされた要港です。





⑭南さつま市、秋目海岸。











⑱吹上浜、長さ47kmにもおよぶ長大な砂浜です。





⑳東シナ海は荒れ模様です。


 明日は東シナ海を渡り甑島(こしきじま)へ行く予定ですが、強風波浪注意報が出ており、船の欠航が気がかりです。

南九州の旅 2002年10月 その2 霧島山

2016-08-02 | 九州
 宮崎県、鹿児島県の県境の山、霧島山へ向かいます。
 霧島山はこの地域の大小20を超えるさまざまな種類の火山群の総称で、霧島錦江湾国立公園に指定されています。

①宮崎県都城市と鹿児島霧島市の県境付近から見る霧島山系のひとつ高千穂峰。


②鹿児島県高千穂河原。
 ここから旧霧島神宮の鳥居をくぐる登山道を通って、高千穂峰の好展望地、中岳へ向かいます。
 雲ひとつない青空です。
 このような青空をピーカンなどと言って嫌う人もいるようですが、「ヒロシゲブルー」(歌川(安藤)広重の浮世絵の中に見るあざやかな青色、藍色)のようで、私は好きです。


③高千穂峰(1574m)。


④中岳まで1,4km、高千穂河原から約1時間です。
 途中に急坂はあるものの歩きやすい道です。


⑤登るにつれて、高千穂峰の御鉢(おはち)とよばれている火口が、だんだんと見えてきます。








⑧中岳(1332m)頂上からの高千穂峰です。
 高千穂峰を十分写したので、これから帰ろうと思っていました。
 そこで出会った霧島縦走のグループの人たちと話をしていたら、せっかく三重県から来られたのだから、この際新燃岳の火口湖もぜひ見てください、言葉では言えない色です、と皆さんから強く勧められました。
 


⑨新燃岳まで片道2km、約40分ほどというので、予定外ですが一応地図で確認し、その気になり歩き出しました。


⑩新燃(しんもえ)岳(1421m)の火口湖です。
 得も言われない湖の色合いです。
 右奥は霧島山系の最高峰、韓国(からくに)岳(1700m)です。(韓国岳は2013年5月に登っています。)





⑫新燃岳は2011年1月26日大噴火を起こしました。
 今なお、火口から半径1km以内は立ち入りが規制されています。


⑬何年か後、火山活動が完全に収まったあと、また新しい火口湖が出来ているかもしれません。
 どのような色や形の火口湖が出来ているのか分かりませんが、いつの日か見る人々を魅了して止まない火口湖の風景が再現されていることでしょう。


⑭火口湖に見とれて時間を取り過ぎてしまったようです。
 気がつけば、3,4名いた人たちが誰もいません。
 3時40分、下山です。


⑮帰り道、高千穂峰の姿にまたもや見とれて、写真ばかり撮っていて、時間を食ってしまいました。





⑰たびたび噴火活動を起こしてきた高千穂峰の御鉢。
 火口の直径は約600m、深さは約200m。


⑱急坂を急いで、しかし慎重に下ります。


⑲西の方向はススキの穂が逆光に光っています。


⑳高千穂河原近くまで来ました。
 今日一日ずっと付き合ってくれた、高千穂峰ともお別れです。
 駐車場は私の車と、あと2台だけになってしまいました。


 明日は開聞岳へ向かいます。

南九州の旅 2002年10月 その1 日南海岸

2016-08-01 | 九州
 2002年10月下旬、南九州、宮崎、鹿児島両県を駆け足で回ってきました。

①宮崎市、青島。
 日南海岸国定公園の北端にある小島です。
 鬼の洗濯岩と呼ばれる波状岩が縞模様を描いています。





③干潮時にはもっと洗濯岩の模様がはっきりします。


④青島から南下した堀切峠。
 日南海岸きっての好展望地です。





⑥この花を含め、南国の花の名前は調べても分かりません。


⑦日南市南郷海岸。
 沖に島々が浮かぶ。











⑪海面からの高さ255mの都井岬灯台から。


⑫御崎馬と呼ばれる野生馬。
 江戸時代の藩の軍馬が野生化したものといわれています。


⑬日南市飫肥(おび)。
 壮大な石垣作りの家々、碁盤の目状の整然とした町並みです。








⑯宮崎県都城市、関之尾の滝。
 日本の滝百選のひとつです。
 高さ18m、幅40m。


⑰滝のすぐ上流部の甌穴群(おうけつぐん)。
 600mも続いています。
 残念ながらこの日は水が濁っています。











 明日は霧島山へ向かいます。