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ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

あの世の物語じゃない その後の物語なのだ

2011年12月26日 | 読書


この本は読んでおくべきだ、という強い直感がありました。

手に取った瞬間から強く訴えてきたし、実際、嘘みたいにすんなりと読めました。

ばななさんの小説は、これがはじめてだったのに。


あの震災のことについては、どうにも疲れていました。

だから、ほとんど3猿状態でした。

復興の役割はちゃねりに任せて、私は落語の世界に夢中になっていました。

けれども、それはきっと、私だけのことではなかったはず。

あの、心が凍ってしまったような感じ。

3月11日以前とは、何かが変わってしまった、何かが違う、という感じ。

そういう感じが辛くて、嫌だから、震災のことについては、意図的に避けて、逃げている人、たぶん、いると思う。

見ざる言わざる聞かざるな人たち。


なんというか、「スウィート・ヒアアフター」は、例えば、「あひる哲学」の、その後の物語なのだと思いました。

だから、宙ぶらりんになっていたあの作品に、ようやくピリオドを打ってくれたような、そういう本、そういう小説、そういう物語なのでした。

「ヒアアフター」の時も書きましたが、見える見えないとか、あっちの世界こっちの世界とか、そういう舞台装置にだけこだわるのは、私は間違いだと思います。

むしろ、良質なポップスのように、快適で心地いいもの、というのが、本質だと思います。

だって、それはまるで良質な楽曲の歌詞みたいに、言葉がキラキラしているじゃないですか!



私は、来月の22日、宮代町のマラソンの日、久しぶりにカットハウスペンギンに行こうと思っています。

それで、誠に勝手ながら、あのお店に「あひる哲学」を置いてもらうよう、頼んでみます。

あの本は、たった1冊しかないからこそ、ペンギンさんにあるのが相応しいと思うので・・・。


もしかしたら、ひとりぼっちになっているかもしれない。

いなくなっているかもしれない。

けれども、それはそれ。



ひとりは気楽。

ふたりは快適。

あの世は極楽。
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スウィート・ヒアアフター

2011年12月19日 | 読書
「スウィート・ヒアアフター」著者=よしもとばなな

競馬で儲かった記念に買いました。

今はまだ3分の1程度しか読み進めていません。

というわけで、感想はまた後日に。

ちなみに私、ばななさんの小説を読むのは、この本がはじめてです。
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「酒にまじわれば」

2011年12月16日 | 読書
あんまり大きな声では言えないのかもしれませんが・・・。

というか、リアルタイムでブログしていること自体どうかと思いますが・・・。

ワインを飲んじゃいました。

朝からワイン。

源作印ワイン。

友人のおみやげです。

thank you !


さて。

「酒にまじわれば」著者=なぎら健壱。

<さけ>ではなく、<しゅ>です。

昨日新所沢のパルコで買いました。

久しぶりに文庫本を買ったような気がします。

まだ最初の方しか読んでいませんが、面白いに決まっています。

なぎら健壱さん。

そういえば、爆笑問題の田中さんが、「大嘘つき!」って、憤慨していました。

あのエピソード、大好きです(笑)


なぎら健壱さんって、ひと言でいえば、粋な方です。

ダンディな方。オシャレな方。カッコイイ方。

とにかく、粋なんです。

まぁ顔はアレなんでね、そういう感じはしないかもしれませんが、御自分をよく知っていらっしゃるんでしょう。

だから、きっと、自分に似合うことしかしないんだと思います。

絶滅食堂で逢いましょう」とか「夕べもここにいた!」なんて、私にとってはバイブルみたいな本です。


でも、なぎらさんのマネをして、同じ店に行くってのは、野暮なんです。

ま、確かに、真似ることはイズムの基本です。

実際私も、つい最近、上野の「肉の大山」でメンチを食べちゃいましたし(笑)

コロッケ50円!メンチ100円!

でも、そうじゃなくて、自分の身の丈に合ったお店ってのがあるはずですからね。

それこそが大切なんだろう、そう思います。

阿留辺畿夜宇我。

あるべきようわ。

これでしょう!
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余計な事は しすぎるほどいいよ♪

2011年12月09日 | 読書
草野正宗さんの歌詞って、刺激的、挑発的。

余計な事は しすぎるほどいいよ♪

この「運命の人」のフレーズは、何度口ずさんだかわかりません。

そうだよ!

余計な事はしすぎるほどいいんだ。

生産性向上、効率アップ、無理無駄をなくす、ご利用は計画的に、あぁ嫌だ、クソくらえ。

仕事ができる人ってのは、できない人がいるから存在するんだし、勝ち組ってのは、負け組がいるから存在するんだ。

違うかい?


うまく言えませんが、例えるならば、堀ちえみ。

「もう2度と結婚はしません」みたいなこと、言っていましたよね。

でも、それでもまた恋に落ちてしまう。

「スチュワーデス物語」さながらの不器用な感じを、まさに地で行っています。

別に彼女のファンというわけではありませんが、いいと思うなぁ。

7人子供の母になるなんて、凄いと思う。

ま、余計な例えでしたが(笑)


そもそも、余計な事なんて、あるのでしょうか。

宇宙規模で考えた場合・・・。

「宇宙兄弟」 著者=小山宙哉

面白い漫画ですねぇ(まだ2巻までしか読んでいませんが)。

映画化決定ですか。

そうですか。

宇宙に行くためには、余計な事なんかしていられないのでしょうか。

ねぇ、ホリエモン、どうなのでしょう。

が、しかし、宇宙に出ることそのこと自体が、余計なことだなんて、ま、そんなことはないですよね。

そんなことはないでしょう。

でも、ま、しょせん、私は人間規模だということ。

それだけは確かなことのようです。


スピッツのライブにも行ってみたい。
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「愛人犬アリス」

2011年12月05日 | 読書
愚妹は、愛犬が可愛くて可愛くて仕方がないみたいです。

そりゃぁそうです。

犬だもの。

そういう私も、先日遊びに行った時に、ついつい妹の愛犬をゲージから出して、一緒に寝ちゃったんだ。

だって、出たがっていたんだもん!

バレていないと思っていましたが、バレていたみたい。

後日、ちゃねりに訴えがありました。

しかし、私にしてみれば、ハッピーにさえバレなければ、それでいい(笑)

きっと、犬を甘やかしてしまうのは、我が家の伝統なんだと思う。


去年の年末に、下記のように記しました。

来年は激動の1年になりそうな予感です。相棒を飼おうかな、なんて企んでいます。

そうです。

今年は犬を飼う予定がありました。

でも、結局、激動の1年にはならなかった(別の意味で激動の1年になってしまいましたが・・・)。

なので、しばらくは、犬を飼う予定はありません。


団鬼六さんは、今年お亡くなりになりましたね。

団鬼六といえば官能小説、ということになるのでしょうが、私の場合、そっちの方は読んだことがありません。

私にとって団鬼六さんは、「真剣師・小池重明」の作家です。

私は将棋を指せませんが、麻雀が出来なくても「麻雀放浪記」が面白いのと同じことです。


「愛人犬アリス」著者=団鬼六

この本もいい本でした。

私みたいに犬を甘やかしてしまう飼い主にお勧め。

追悼の意を込めて紹介しました。

わんこLOVE!
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