全米女子はミシェル・ウィーが優勝。最近名前を聞いていなかったが大器がようやくメジャーを制したイメージ。日本から参戦していた横峯さくらは7位タイと大健闘ではないか。結婚してなかなか国内ツアーを勝てないでいたが、この世界の、しかも日本のゴルフ場には見られない過酷な設定の中しっかりと結果を残してきたのは大きい。この勢いをもってして国内ツアーに戻ってきてもらいたい。森田理香子も35位タイとまぁまぁか。森田の場合は最近国内ツアーでも優勝争いに加わっていなかったから、これからの本格的な夏場に向けて復調の期待が高まる。やはり昨年のように横峯と森田で中盤から後半に向けて日本人選手の奮起を楽しみにしたい。藍ちゃんは予選落ちと調子を落としているのが少し心配。持ち味の精度の高いショットが影を潜めているがどうしたのだろうか。昨年は優勝はなかったはずで、今年にかける期待も本人も大きかったはずで、少し時間はかかるかもしれないが、修正をしてほしいと思う。国内の男子ゴルフ昨日の日本ツアー選手権は竹谷がツアー初優勝を飾った。最後は2ホールボギーあがりで展開は明らかにプレッシャーがかかるところであったが、イサンヒが2打罰となり2打差をつけて優勝となった。これまであまりテレビで見てこなかった選手だが、まじめそうだしショットも安定していたから、この調子で遅さきながらの34歳新星として今年の日本ツアーを引っ張って行ってもらいたい。昨年度チャンピオンだった小平や今年抜群の安定感を誇った小田孔明や宮里優作も予選落ちしてしまったから、やや混戦模様だったが、最後はきっちり竹谷が逃げ切った。冷や汗の勝利であったが、メジャーツアーを勝つかかたないかは大きな違い。これから大きく自信になると思う。
ワールドカップ一色の週ではあるが、先週に続いて全米女子ゴルフ選手権が先週の男子に引き続きパインハーストNo2で開催されている。2日間終わって1イーグル、2バーディ、2ボギーの2アンダーという素晴らしいスコアで2ラウンド目は68。このスコアはトップを走るミシェル・ウィーなどと同じでこの日のベストスコアとのこと。素晴らしいゴルフだったと思う。パインハーストでアンダーパーでラウンドできたことが非常に重要であのグリーンの形状やら砂地のラフなど日本のゴルフ場には全く見られないような難コースでもある。首位とは6打差。パインハーストNo2は何が起こるかわからないから、残り2日間を残して6打差なら全然優勝のチャンスはあると思う。既にＬＰＧＡツアーではベテランの域に入る選手でこれまで海外ではそれほど印象がなかったが、ぜひ残り2日間優勝争いに入って日本のゴルフファンを盛り上げてもらいたい。日本ツアーでは既に22勝と圧倒的な実績を残している選手。今年はまだ日本ツアーでは優勝はないが、先日のブリヂストンレディスでは2位タイでフィニッシュしており、徐々に調子を上げてきている。夏場も強い選手だけに今年の初優勝が海外ツアー（しかもメジャー）というのもあるかもしれない。まぁこればかりはあくまで期待なのだが。国内では今週は女子ゴルフがニチレイレディス（袖ヶ浦ＣＣ新袖コース）と日本ゴルフツアー選手権（宍戸ヒルズカントリークラブ）が開催されている。どちらもテレビ放送がこれからあるだろうからじっくり観戦したい。
サントリーレディスオープンがゴルフ発祥の地神戸を舞台に行われているが、2日目にアマチュアゴルファーの勝みなみが一気にごぼう抜きで4位まで進出したとニュースになっている。朝方全米オープンで松山がアンダーで回ってすごい！と思っていたところに夕方は高校生の勝みなみが66というから凄い。全く緊張にも動じないで乗り出すと止まらないのだろう。同じく4位タイの森田遥同様今後の女子ゴルフ界を引っ張っていく素材であることは間違いない。今年は昨年のサントリーレディスを制した森田理香子があまり優勝争いに絡んできていない印象がある。優勝は1勝しているが、得意の六甲国際ＧＣで夏場に入る前の復調のゴルフをしてもらいたい。しかし2日目のスコアを眺めている上田桃子が久しぶりに優勝争いに入ってきている。勝みなみもそうだが、九州出身の女子ゴルファーはタフな選手が多い。横峯さくらもそうだが、ゴルフがしやすい環境なのだろうか。強豪選手が育ちやすい環境にあるのかもしれない。都内のゴルフ練習場といったらビルの一室でスイングチェックするスクールも増えているが、これは場所を考えると仕方がない。九州のコースは練習場もしっかりしていてゴルフ場も比較的にリーズナブルにプレーができるのかもしれない。いったことはないのだけれど。いつかは温泉つかりながら日本全国のゴルフ場巡りというのもゴルフファンにとってはやってみたいことの一つだろう。話が女子ゴルフの話題が長くなってしまったが、今週はなんといっても全米オープン。松山が好スタートを切って6位タイにつけている。まだ1打差でひしめく状態であるが、初日大きく出遅れなかったのは吉報だ。これから日数を重ねてくるにつれてメジャー独特のプレッシャーが増えてくると思うが、今のタフな松山ならこなしてくれそうだ。本ツアー含めて世界メジャーは残り3つあるのだけれど、松山なら今年中にどれかを勝ってくれそうな予感すら感じさせてくれる。メジャーを勝てば男子では日本人選手初の快挙であるし、何十年にあるかないかのビッグな選手なのだろう。
関東は梅雨入りに入り昨日から大雨。週末の雨になってしまったから、今週末のゴルフ場はキャンセルがでてきているのではないか。結構ゴルフ場にとってはここまで雨が強くなるとゴルファーの来場が減るから経営的にも週末に豪雨となると結構痛いと思う。今日は雨ということで家で過ごす人が多いのではないだろうか。プロゴルフツアーは今週は男子ゴルフがメジャーツアーである日清カップヌードル杯（ゴールデンバレーＧＣ、兵庫県）で開催されている。2日目終わって首位タイにたっているのは太田和圭介。まだ若手の25歳でプロ5年目の期待の選手。このツアーを得意としている谷口徹も上位に位置していてこの後どうなるだろうか。谷口徹は2012年の覇者でこのツアーを2010年にも優勝しており最後の粘り強いゴルフはベテランならではだ。このツアー毎年場所を変えての開催となっているが、昨年は千葉県の名門ゴルフ場、総武カントリークラブ（優勝は金亨成、松山英樹は惜しくも優勝を逃す）で開催。そして今年はゴールデンバレーＧＣで、そして来年の日清カップヌードル杯は太平洋クラブ江南コースで開催されるらしい。いろいろ注目を集める太平洋クラブであるが、御殿場コース含めて名門コースであることは間違いないので、来年は関東圏内開催だし面白そうだ。