先週今シーズンの開幕をしたばかりの宮里藍が空港に向かう途中に玉突き事故にあってしまい鞭打ち症になってしまったとのこと。競技生活をするプロとして非常に心配だ。軽ければよいのだが、ゴルフは軸を大切にするスポーツなので首を故障個所にしてしまうとこの後が心配。ぜひ軽症であってほしいし、今年も日本を代表するゴルファーとしてメジャータイトルがかかっているだけに無事を祈るばかり。Sペターセンなども同様の事故にあってしまったようでこちらも心配。タイは結構荒い運転の人が多いのだろうか。国内の女子ゴルフもいよいよダイキンオーキッドレディスが沖縄の琉球GCで開幕をする。いよいよ開幕の季節となり個人的には非常に楽しみな季節になる。それとあわせてか日本女子プロゴルフ協会がプロアマ戦出場を規定にしたとニュースになっていた。LPGAの場合は今年はツアー数が増えているし、女子ゴルファーがファンとの交流を積極的に行っている印象がある。ファン拡大には非常に重要なことであるし、こうした草の根運動的な要素がツアー数増加という状況になってきているのだと思う。関東のツアーが開催されるのはまだ先であり、千葉県ゴルフ場で開催されるツアーはサイバーエージェントレディス（鶴舞カントリー倶楽部）まで待つ必要があるが、相変わらず千葉のコースで開催されるツアーは多いし、今年はいくつかLPGAのツアーも観戦しに行こうと思っている。まずは斉藤愛璃が昨年優勝した開幕戦を一ゴルフファンとして楽しみにしたい。
ISPSハンダ・オーストラリア・オープン3日目はリディア・コと申ジエが首位を走り、注目のツアー初参戦上原彩子は3日はスコアを伸ばせず24位で3日間を終えた。昨日の4位からすれば納得できない数字かもしれないが、ツアー初参戦でしかもオーストラリアのキャンベラに参戦しているからまずまずよいスタートと言っていいだろう。日本人ではこのツアーに参戦しているのは上原彩子だけだが、来週タイで開催されるホンダLPGAタイランドからは宮里藍や美香、そして上田桃子も参戦予定。宮里藍はこのツアー2010年の覇者で昨年は女王ヤニ・ツェンと優勝争いをしている得意なツアーと言えるだろう。今年の調整も順調そうであり、初戦から世界トップクラスのゴルフを見せてもらいたい。アメリカツアーで苦戦が続いていた石川遼もようやくノーザントラストオープンで予選突破。映像を見たわけではないので何とも言えないがパッティングで苦戦している模様。キャロウェイへの契約変更もあったし、色々と試行錯誤が続いているが、まずは一歩前進だろう。20代そこそこの若者がタフなアメリカの地で戦っているのだから、頑張ってもらうしかない。
アメリカのプロゴルフツアーのPGAツアーは既に始まっていて、各選手ハイレベルの戦いの中マスターズ出場に向けてしのぎを削っている。先週はフィル・ミケルソンが優勝しベテラン健在、そしてマスターズ優勝常連としての力強さを見せた。今年は石川遼が既に招待選手として出場が決まっており、昨年の賞金王藤田寛之もフィル・ミケルソン同様ベテランとして着々と調整が進んでいる。この厳寒期の日本のゴルフ場ではなくハワイでオフシーズン合宿を行っており、2月中旬のPGAツアーから本格参戦する予定だという。昨年はゴルフ日本シリーズJTカップ、ANAオープンゴルフトーナメント、ダイヤモンドカップゴルフ、つるやオープンゴルフトーナメントと破竹の4勝を挙げており、今がおそらくピークの状態だろう。40歳過ぎてから一線級でこれだけ活躍できることも素晴らしい。マスターズをまず予選突破してもらい、常連であるミケルソンとの上位争いをしてくれたらゴルフファンとしてはありがたい。2月のゴルフは既に今年に入って3ラウンド。最近はゴルフ会員権相場も上がってきており、ゴルフ場も活況。週末の予約は結構埋まってきているし、値段もそこそこのコースが多い。景気がよくなってくればゴルフ場も集客に頭を悩ますことがなくなり、さらにゴルフ場自体への設備投資が可能になるから好循環な状態が続く。当面の株価の動きによって来ると思うが、いい循環の一年になることを期待したい。