女子ゴルフ日本女子オープン（名古屋ゴルフ倶楽部和合）は宮里美香が2日目も首位をキープ。アンダーパーではラウンドできなかったが、後半はパーでしのいでなんとか首位を保っている様子。テレビで見ているわけではないのだが、フェアウェーが少しでラフが深いとなればスコアは当然上がらない。我慢のゴルフが続いている状況だろう。ただ、ゴルフファンにとっては見ごたえのある戦いが続く。ゴルフ系のニュースではゴルフ会員権相場の下落が続いているとニュースに出ていた。ヨーロッパの経済危機の影響もあり株価も低調気味で当然景気が上向かなければ会員権相場も上昇しないのは確か。加えて今年は震災の影響で東北のゴルフ場始め前半はゴルフ人口も落ち込んだだろうから、ゴルフ業界は厳しい展開が続いているのだろう。主にプレーしている千葉県には震災を受けたゴルフ場と言うのはあまり聞かないが、ゴルフ会員権千葉も下落している可能性が高い。最近はプレーフィも割安でそんなにプレーしないのであればわざわざメンバーになってもと考える人が少なくなってきているのかもしれないし、ゴルフをやる若者が減ったのも要因かもしれない。加えて法人がゴルフ会員権を売却しているようなので依然厳しい状態は続いているものだと思う。
女子ゴルフの日本一を決める決戦日本女子オープンが開幕した。開催される名古屋ゴルフ倶楽部和合コースは狭いフェアウェイとタフなラフで各選手スコアメイクに苦しみそうだと思っていたが、案の定初日終わって、イーブンがトップのスコアと言うことでコースの難しさを痛感する出だしとなった。連覇を狙う宮里美香が金田久美子や全美貞などとともにイーブンパーの好スタート。今年はアメリカ女子ゴルフツアーでの優勝こそないものの、優勝は時間の問題と思わせるのが今年の宮里美香で全米女子オープンで5位など大舞台で非常に強い選手。賞金ランキングも18位につけており、優勝の資格は十分。地元愛知県出身の金田久美子も3バーディ・1ボギー・1ダブルボギーのイーブンパーでフィニッシュ。今年はフジサンケイクラシックも勝っているし注目株の選手。宮里藍は首位とは2打差の10位タイスタート。横峯や有村など超豪華メンバー参戦だけに関東のツアーだったらぜひ見に行きたいところだが、名古屋のコースなので致し方ない。地元名古屋のギャラリーは週末に向けて非常に多くなると思う。ゴルフ人口の減少や昨今の経済状況でゴルフ会員権相場表が下落しているなど良いニュースはあまり聞かれないが、トッププロが集う大会はやはり注目度が高い。ここで面白い展開になったり新しいスター誕生となれば女子ゴルフを中心にまた盛り上がるかもしれない。
男子ゴルフパナソニックオープンは首位と4打差でスタートした平塚哲二が逆転の優勝でツアー通算6勝目を飾った。4打差の逆転だから相当この大会にかける想いが強かったのだろう。平塚の地元は開催されている琵琶湖カントリークラブの近くで、この大会だけは負けるわけにいかなかったとのコメントがあった。この大会優勝賞金は三千万円だから、一気に男子ゴルフの賞金ランキングでも上位にあがったことになる。一方女子ゴルフは宮城県の利府GCで行われ中国のフォンシャンシャンが優勝。日本ツアー2勝目をマークした。この優勝で日本ツアーでの試合数は極端に少ないものの（6戦）賞金ランキングでは7位にはいったことになる。今後どういうツアーに参加するかはまだわからないが、日本勢にとっては強力な選手の出現ということになる。
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子（利府GC）は元賞金女王の大山志保が首位に立って最終日を迎える。優勝となると年々ぶりだろうか、調べてみると2008年のマスターズGCレディース以来というから大山としては復活Vを何としても狙っているだろう。パナソニック・オープン（琵琶湖カントリー倶楽部）は三日目を終わり、昨日まで首位だったS・K・ホから丸山大輔が首位に立って最終日を迎えることになった。賞金額が高いこの大会、丸山は過去にもこの大会を優勝しているから相性はいいはずだ。注目の石川遼は16位タイからスタートして28位に転落。最終日の逆転優勝は難しい状態か。2位には1打差で松村道央とS・K・ホ。松村は惜しいゴルフが続いているからこのあたりでかっておきたい。男子ゴルフは賞金王争いも混戦状態でこれからの高額賞金となるツアーでの勝者如何によって大きく順位が変動してくると思う。このあたりも見ながら結果がどうなるか見ておきたい。
男子ゴルフはANAオープン（札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース）の最終日が行われ16歳のアマチュア杉並学院高校の伊藤が首位タイのスタートを切ったが6位で終わって高校生優勝はならなかった。最後は息切れしてしまった状況（スコアは74）だが、それでも3日間で安定して60台のスコアを出し、今後を期待させるスーパーアマチュアを予感させた。まだ、高校1年生のようだし、石川遼に続く高校生優勝の可能性も十分ある選手。大事に育って今後のゴルフ界のエースになってもらいたい。優勝したのはオーストラリアのバーンズ。100キロ近い巨漢で飛距離も出せるゴルファーで日本ツアーは2年目のようだが、比較的有名なANAオープンゴルフトーナメントを制したことで今後の弾みになるだろう。今後の日本ツアーには出てくると思われ、飛距離もある分日本勢にとっては強力なライバル選手が出現したことになる。