全米オープンな終了して色々と物議を醸したチェンバーズベイだったが、全英オープンの趣があり個人的にテレビ観戦する分には面白かった。まぁプレーする選手たちはグリーンはかなり難しそうだし色々とストレスのたまるゴルフ場の様だったが。優勝は21歳のジョーダン・スピースでこの難コースで通算5アンダーの安定したゴルフで4月のマスターズに続くメジャー連覇となった。タイガーがパッとしないなか、スピース時代の到来を予言される結果となった。トーナメント前はコースの形態上、実力と運を兼ね揃えた面白い展開になるかと勝手に予想していたわけだが、ふたを開けてみればウェストヘーゼンやアダムスコットなどの実力者が上位を占めて、難コースだろうとやはり実力かというのは再認識させられた。期待の日本人選手松山英樹は日本から出場した選手の中ではただ一人の予選通過そして18位フィニッシュと上々の成績を残せたわけだが、本人はこの成績では満足していないだろう。全英オープンが次に控えているが、毎年リンクスと言われる難コースで行われているので、今年の全米オープン開催コースをこなせなかったことは本人にとって課題となったと思う。ぜひとも次の大目標全英オープンに向けて頑張ってもらいたい。ちなみにマスターズと全米オープンを連覇したのは史上6人のみの栄誉。まだプロ3年目というから世界のレベルの層の厚さを見せつけられた感じがした。松山や石川遼より年下でこれだけ安定したゴルフをするのだから、順調に成長したら飛んでないゴルファーになってくるだろう。日本人選手は今年は藤田寛之以外は若手ゴルファー陣による挑戦だったが、コースがコースだけにやはり跳ね返されてしまった。日本のコースで慣れてしまっている選手にとっては厳しい挑戦だったかもしれないが、この壁を破っていかないと世界レベルには再挑戦できなくなってしまう。可能性の大きい選手たちだけに今後に期待したいところだ。
4日間大会のサントリーレディスは実力は若手の成田美寿々が初日から首位を譲らない安定したゴルフで追いかけるイボミを振り切って優勝。前回はスタジオアリス今シーズン2勝目。賞金ランキングトップを走るイ・ボミと同組で完全優勝できたことは大きな自信になったはず。全英リコー女子の出場権も得て、日本のエース格への期待が高まる。サントリーレディースはここ2年アンソンジュ、森田理香子と賞金女王になった選手たちが優勝をしている格式あるツアー。今年はイボミが圧倒的な安定感でここまで賞金ランキング独走態勢に入っているが、まだまだ夏場にも入っていないのでこれから成田にはどんどん勝ってもらいたい。来週の女子ゴルフは千葉県に場所を移してニチレイレディスが開催される。開催は袖ヶ浦ＣＣ新袖コースで昨年申ジエが圧勝した大会でもある。開催される袖ヶ浦ＣＣは千葉県でも名門コースで新袖コースはアクセスも非常によく、近くには京葉カントリー倶楽部や平川ＣＣなどが位置している。このあたりかなりアクセスは良いのだが、このエリアではあまりゴルフをしたことがないのでいつかはプレーしてみたい名門コースだ。千葉県でのプレーとなると最近は成田空港方面で長太郎カントリーでラウンドしてきたが、こちらは大衆コースなのかもしれないが、道路は混まないで往復できるし何よりもコースが面白いのが良い。千葉県のゴルフ場もアクアライン方面等かなりラウンドしてきたわけだが、フェアウェイが広いだけでなく、グリーンは傾斜があり早くて難しい設定。所謂ビジターが初めてラウンドするにはてこずる難しさである。長太郎ＣＣの場合、クラブハウスが古いため千葉のクラブハウスがきれいなコースと比較すると見劣りはするが、プレー本位でゴルフを楽しむには持って来いのコース。また今年機会があればぜひプレーしてみたいコースだ。経営もＰＧＭで、千葉のＰＧＭと言えば総武かもしれないが、長太郎もなかなか侮れないコースと言える。