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悲しい思考

友達が泣いていました。

「「夫の母が主人を亡くし一人になった時、

その姿があまりにも小さくかわいそうに思えたので、

「一緒に住みませんか?」 と声をかけたそうです。

 

それを聞い夫の母の妹の一人が、

「財産目あて」と言ったそうです。財産なんて無いに等しいのに。

 

友人は、主人と結婚しなくても

「財産なら山ほどある人」とのお見合い話があるほど

きちんとした家に生まれたという自負がありました。

 

夫の母とその妹が彼女の前でそれを言った時、

彼女は、テーブルに突っ伏して号泣したくなるくらい悲しかったそうです。

 

それからその人は、関西の友人たちの近くに住んでいて、

ありとあらゆる勝手なふるまいをして、友人を苦しめました。

今になって、夫の母の面倒を見ている友人に、

素知らぬ顔をして、近づいてきるそうです。

 

きっと、妹は、戦後の混乱の中で、相当悲しい思いをしたのでしょう。

 

私などは、自分で苦しんだことを人には苦しませないようにと、

心掛けるのですが。

 

生まれ、思考の違いをつくづく感じます。

 

もう彼女はは、夫の母の妹の思いのままには、なれないと言います。

義母の妹の言動には、怒りを通り越して、憐れみを感じると言います。

 

過ごしてきた、思考の違いにはあらがえませんので、

「喧嘩をするよりは、遠くに居たら良いのでは」 と思います。

 

 

 

 

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