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「B品」の服には要注意!?アパレル業界ウラ用語

2018-09-01 00:49:02 | ブログ
「B品」の服には要注意!?アパレル業界ウラ用語

 アパレル業ではたくさんの業界用語が使われています。
 ショップ店員同士の会話に登場する、耳慣れない用語の意味、気になりませんか?
 そこで、今回はアパレルの業界用語を見ていきましょう!
◆Q.「B品」ってどんな商品?
「B品あった?」
「確認します!」
 美品? 綺麗な商品のことかな?◆A. B級商品。糸のほつれやシミのある不良品のこと
 店舗へ納品される商品は、厳しい検品や検針(まち針や折れた針が残っていないか確認する作業)を経ていますが、それでも糸がほつれていたり、シミがあったりする「B品」が混ざることがあります。
 B品を店頭に並べてしまうと、お店の信用が損なわれますし、お客さんが購入してしまってクレームに繋がることもあります。B品のチェックはアパレルショップの販売員の重要な業務のひとつなのです。

 見つかったB品をメーカーに返品することを「B返」といいます。「B品」は、返品されることもありますが、お店によっては、不良箇所があることを明らかにしたうえで、格安で販売することもあります。アウトレットでも同様に売られていることがあります。
 また、糸のほつれなど、少しの手間で補正できる場合は、直して店頭に並べることも。「B品」をチェックし、それを返品するか、販売するかは売り上げに関わるため店舗の責任者にとっては頭の痛い問題なのです。
◆Q.「ハンギング」どういう意味?
「シャツのハンギングお願いできる?」
「はい!」
 たためばいいのかな?◆A. 商品をハンガーにかけること
「ハンガーにかけて」って言ってくれよ~、と思いますが、アパレル業界ではハンガーにかけて陳列することを「ハンギング」といいます。
「ハンギング」の陳列の仕方は「フェイスアウト」と「スリーブアウト」の2種類があります。「フェイスアウト」は洋服を正面から見せる陳列方法。商品の全体が見えるため訴求力が高くなりますが、場所を取るため最も売り込みたい商品に限られます。
「スリーブアウト」は洋服の袖の部分をお客さん側に見せる方法。この方法では省スペースで多くの商品を陳列できますが、サイド部分しか見えないため訴求力は低くなります。しかし「商品の色柄違いや丈の長さの違いが見比べ安い」というメリットもあります。
 それぞれの特長を生かした売り場づくりをすることが大切なのです。
◆Q.「ゴールデンスペース」ってどんな意味?
「ゴールデンスペースの商品ですが…」
 ゴールドの服ってそんなにあったっけ?◆A. もっとも見やすく手に取りやすい高さの陳列スペース
 床から約80cm~120cmの高さの陳列スペースが、もっとも訴求力が高い「ゴールデンスペース」と呼ばれています。
 このスペースより下の60cm以下の部分は一般的に「ストックスペース」となっており、商品の在庫が収納されています。「ゴールデンスペース」は、お店の“見せ場”なので単に“売れる”商品を並べるだけではなく、お客さんを飽きさせず楽しませるようなディスプレーづくりが重要です。
 また、このスペースの商品が乱れているとお店全体のイメージに関わるため「たたみ」といわれる商品のたたみなおしや整頓もかかせません。
 売れ筋商品が並ぶ「ゴールデンスペース」の商品の知識やセールストークを準備しておくことは、販売員にとって売り上げを伸ばすためには不可欠なのです。
<TEXT/都田ミツコ モデル/吉野七宝実