公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

学校の先生の愚痴

2011-07-12 | 雑記
生徒が「うちのお母さん、この頃くたびれきってて
土日は起きてこないの・・・・・」というので
「今度、教室へ話しにいらっしゃい、聞いてあげるからって言っておいて」と伝えておいたら・・・・
早速来てしっかり二時間つきあいました。
学校もたいへんですね。

彼女は小学校で特別クラスの担任をしているのですけれど
情緒・知能系の障害を持つ子を10人受け持っているのですって。
学年・程度は様々ですが、ADHDの双子と自閉症の子がいるので・・・・
補助スタッフも何人かはいるし、校長・教頭なども教室を飛び出す子を捕まえにいったりというような手伝いはしてくれるものの、
本質的なところで考え方がかみ合わないので、もう三ヶ月にもなるのに
いっこうに教室がまとまらないのでくたびれる・・・・
こどもの言うことばかりを真に受けてこちらの事情を斟酌しない保護者との対応にも
精根尽き果てる・・・・

一通り、話を聞き終えたところで《総括》
『貴女は、子ども達に教えよう・理解させよう(教育しよう)と想うわけだけれど
親を含めて、校長もスタッフも、子守クラスであればいいとしか考えていないように思える、ってことが問題なんでしょうね』
「そうなのよ、スタッフだって、暴れる子を落ち着かせさえすればそれで働いたような気になってて。あばれれば抱っこしてもらって自分だけ構ってもらえるってなったら
それは暴れることのごほうびになっちゃうじゃない。わかってないのよ」
まず、スタッフとよくよく話し合うように薦めました。
クラスの中できちんとしたピラミッド体制を整えないと、こどもに意志伝達はできないということ、
知能程度と情緒感覚は必ずしも同じではないので、まわりのムードに影響されやすいのは
健常児以上かもしれないから、スタッフが貴女の指示にピタッと従うことはとても大事。
とにかく、まず足元をガッチリ固めること。
校長・教頭とかとはそのあとで。

「え~っ、10人のこどもの教育の上にもう二人、スタッフも育てなきゃなんないの・・・・」
「そうよ、でもちゃんと育てれば、今あなたの腕は二本しかないのが六本になるわけだから」
「う~ん、やってみるしかないか・・・・・」

いくらか元気になって帰っていきましたけれど。

ちょっと反省。
そういえばうちの教室でも最近スタッフミーティングをやってないな・・・・
教室開設時間その他については「意見を聞く」ってことで話はしているけれど
もうちょっと生徒対応について話し合いの時間を取るべきだよな・・・・

誰の、どんな話からも学ぶことは多いものですね。



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