2005.11.12 緊急入電
『敵反攻作戦が電撃的に開始さる。
敵は北海道共和国首都札幌特別管区より南、朝里岳東方、および、札幌特別管区と羊蹄山麓戦線喜茂別管区との境界、さらに羊蹄山麓戦線ニセコ管区比羅夫前線に展開。
各戦線司令部においては、速やかなる対応をすべし』
突然の緊急入電(ラジオのニュースとも言う)である。
なんということであろうか!
オレサマの知らぬ間に、敵が各地で戦線を展開している(スキー場がオープンしているとも言う)ではないか!
こうしてはおれぬ!
『宇留斗羅保尾句壱號、及び弐號』の爆装準備(スキー・スノーボードの最終チューンナップとも言う)を開始せねば。
2005.11.20 2006期冬期進攻作戦開始
冬期戦闘用強化服(スキーウェアとも言う)を点検。
既に暖気を済ませている『豪天號』に、爆裝完了した『宇留斗羅保尾句壱號、及び弐號』を搭載。
いよいよ2006期冬期進攻作戦最初の、中山峠攻略戦『市場の広場』作戦の開始である(この名前の意味が分かる人は戦争(映画)通である。)
おそらく友軍(他のスキーヤー・ボーダー)は、朝里岳東方戦線(札幌国際スキー場)かニセコ管区比羅夫前線(ニセコグランヒラフスキー場)に向かうと思われたため、オレサマはあえて、ここ中山峠に進撃することとした。
0830 戦線到着
この時点で友軍の戦闘車両は30両弱。ふ、オレサマの読み、当たっているでわないか!
まずは『宇留斗羅保尾句壱號』で出撃。
兵員搬送機(リフトとも言う)に搭乗。
ここ中山峠は、メインバーンの真ん中に廃線リフトがある。麓から見て左側のリフトのみの稼働のため、廃線より左のみ圧雪である。そして右側は………
何とも
ふかふかの状態でわないか!
はやる気持ちを抑えつつ、まずは圧雪斜面で足慣らし。
う~ん、いい感じでわないか!初めの一本がいい感じとは、オレサマは
天才なのか?(チョーシに乗っているとも言う。)
そして二本目からは、いよいよ未圧雪ゾーンへ。
ほぼスネパウである!
この時期にこの状態とは!
おそらくオレサマは、満面の笑みを浮かべながら滑っていたに違いない。時折『
フォォーー!』などと奇声を発していたとしても、咎めてはいけないのである。
わかりにくいかもしれないが、こんな状態。
夢中になっていて気づかなかったが、だんだんとリフト乗り場の列が長くなって来ている。も、もしかして、
ゲゲ!知らぬ間に駐車車両の列が駐車場をはみ出している!
この光景は、デジャヴか?何か今年の5月にも見たような………
1230 宇留斗羅保尾句弐號、発進!
午後は弐號の出撃である。
リフトがうまく降りれるかなぁ、などとふ抜けたことを思いつつ、降り場に着艦!
華麗にワンフットで降り場をターン、そのまま数十メートルを滑走、バックサイドで停止。
なんだ!
やればできるぢゃないか、オレサマ。初滑りだからと、緊張することはなかったのである。
かなり踏まれて残り少なくなった『パウダー』を、サーファーのごとくボードをぶいぶいまわす。
ぷちパウダーを満喫である。
程よくつかれた体を豪天號の操縦席に沈め、帰路につく。
ああ、まだ滑り足りないなぁ、でも楽しかった。ありがとう中山峠!そして
さようなら、2006シーズン!、楽しい思い出をありがとう………
………
じゃないっ!
どうもここのスキー場は『滑り納め』のイメージがあるせいか、こんな気分になってしまう。
まだシーズンは始まったばかり。これからが本番である………
おまけ
『ハウルの動く城』
2005年11月21日
報告番号 0104