以前読んだエッセーに 「夫婦の心理状態と体感温度」と言うのがありました。
夫婦二人で過ごすときの「心理的な体感温度」を調べたら
熟年夫婦の約4割が「下がることが多い」と
妻のそう答えた理由は
*自分の自由時間が減る
*嫌な面が目につく
*ストレスがたまる など。
夫は反対に「上がることが多い」と答えているそうです。
夫婦の温度差かな
まだ結婚三年未満の夫婦の場合が男女とも約9割が「上がる」との答え。
理由は「安らげる」。
お互い安らげる関係なら一緒に過ごす時間も充実しますよね。
新米夫婦の約9割が二人の共有時間が「嬉しい」と答えているのも納得
熟年夫婦の4割が一緒にいると「憂うつ」と。
でもそれだからといって、熟年夫婦が冷めきっているわけでないのが夫婦の不思議
熟年夫婦が黙って並んで歩く姿には、本人たちが気づかなくても
「夫婦の軌跡」のような気配が漂って 無言のうちに寄り添っているようにも見えます。
相手に対する物言いこそ雑でも、いざとなったらしっかりとお互いをフォローしあいます。
長い年月を共に過ごすという事は、年月の中身もさることながら、
「共に過ごした」という事実に大きな意味と重みがあるのかもしれません
お互いが空気のような存在でもいざとなったらそばにいて一番頼れる人ですよね。