落穂拾い

Gleanings in my life

xpdfの日本語フォント

2007年08月29日 20時04分00秒 | Linux
dvipdfmxで作成したPDFファイルは、acroread (Adobe Reader)で読むと美しい。が、xpdfやevinceで見ると無惨だ。これはdvipdfmxがフォントを埋め込まないため、フォント設定が悪いxpdfやevinceでは汚なくなってしまうことに起因する。

xpdfは最近(といっても何年か前か?)、fontconfigを使うようになってしまった。そのため、xpdfでの表示フォントを設定するには fontconfig の設定を変更する必要がある。

LaTeXで埋め込まれる日本語フォントは、基本的には Ryumin-Light である。というわけで、Ryumin-Lightがどのフォントに割り振られるかをチェックしてみる。
fc-match ryumin

すると、案の定、Kochi Minchoが割り振られていた。これでは見た目がいまいちなのも仕方がない。というわけで、RyuminにIPAのフォントを割り振るように変更する。

fontconfigの設定は、~/.fonts.conf で行う。fontconfigの設定の中に下記を追加すればよかった。
  
  <match target="pattern">
    <test qual="any" name="family">
      <string>Ryumin</string>
    </test>
    <edit name="family" mode="prepend" binding="strong">
      <string>IPA Mincho</string>
    </edit>
  </match>

これでdvipdfmxで作成したPDFファイルもまともに閲覧できるようになった。

が、上記では縦書きフォントにはちゃんと対応できていない…。というわけで、縦書きフォントの場合には acroread を使って、閲覧、印刷する必要があるようだ。

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