落穂拾い

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VAIO type P で ubuntu、X解像度の追加編

2009年06月05日 23時52分15秒 | Linux
VAIO Type PにPPAリポジトリで配布されている psb ドライバーを入れると、
1600x768 という高解像度で X が起動するようになる。

もちろん、これがもっとも理想的な状態ではあるが、
プロジェクターに接続するような場合には都合が悪い。

そこで、とりあえず 1024x768 の解像度でも使えるように解像度をプラスすることにした。
まずは、手動で 1024x768 が使えるかどうかをチェックする。
これには xrandr を使う。
xrandr とは X Rotate AND Resize という意味で、動的にディスプレーを回転したりリサイズしたりできる。最近のXで使えるようになった目玉機能の一つだ。

まずは適切な modeline の値を作成する。
よくわからんが、解像度1024x768、リフレッシュレート60Hzの場合
cvt 1024 768 60

というコマンドを実行すればよい。すると、
"1024x768_60.00"   63.50  1024 1072 1176 1328  768 771 775 798 -hsync +vsync

という結果が出てくる。この結果を xrandr に引き渡せばおしまいだ。

xrandr --newmode "1024x768_60.00"   63.50  1024 1072 1176 1328  768 771 775 798 -hsync +vsync
xrandr --addmode LVDS0 "1024x768_60.00"


これで無事、内蔵ディスプレーで1024x768 で表示できた。

次に、この設定を登録する。
登録する先は、最近の Xorg の設定の常道ではないのかもしれないが、
まぁ、とにかく /etc/X11/xorg.conf にすることにする。

適宜、下記みたいな内容に追記しておく。
Section "Screen"
        Identifier      "Configured Screen Device"
        Device  "Configured Video Device"
        Monitor "VAIO Type P"
        DefaultDepth        24
        SubSection "Display"
                Viewport        0       0
                Modes   "1600x768" "1024x768"
                Virtual 3200 1200
        EndSubSection
EndSection

Section "Monitor"
        Identifier      "VAIO Type P"
        Modeline "1024x768" 63.50  1024 1072 1176 1328  768 771 775 798 -hsync +vsync
        Modeline "1600x768" 83.60  1600 1632 1697 1794 768 769 770 778
EndSection


これでXを再起動すれば準備O.K.。

実際に解像度を変更するには、
「システム」→「設定」→「画面の解像度」を起動してやればO.K.である。

これで外部ディスプレーを接続した場合に、1024x768 で mirroring できるようになった。
プレゼンもバッチリ!

と思ったが、プロジェクターによってはうまくミラーリングできないようだ。
どうも、外部のプロジェクターにリフレッシュレートを合わせたmodelineを作っておかないといけないのかな、という気がする。

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