カカオ度98％

映画『裏切りのサーカス』を観て参りました。

"サーカス"とは英国諜報部の通称（？）だそうです。
英国のすてきおいちゃん達がたくさん出演している作品。
ゲイリー・オールドマンとコリン・ファースは知っていたけど、予想だにしてなかった人たちもたくさん出てきてびっくりしました。
BBC版『シャーロック』のホームズ（ベネディクト・カンバーバッチ）がゲイリーの部下役を若手っぽく初々しく演じてました。しかもダークブロンドのマッシュルームカットで。（笑）
RDJr版ホームズのブラックウッド卿（マーク・ストロング）も御出演。こちらは「え・・・・・？」と思うぐらい頭部が散らかり気味でびっくり。ブラックウッド卿の時がヅラだったのか、こちらがヅラなのかわかりませぬが。・・・・・しかも、コリン・ファースとはやっぱりそういうことなのだろうか・・・・・？
後はイケメンなトム・ハーディとか。重鎮ジョン・ハートとか。

内容は・・・・・自分の目と耳で確かめた方がよいかと思います。
深読みしようと思えばいくらでもできるけど、ストーリー自体はそれほど複雑ではないような・・・・？
ただ、時制が前後する描き方なので、自分の頭の中で編集し直して整理する必要はあるかも知れません。
登場人物が多い上にコードネームが突然出て来たりするので、名前と相関はあらかじめ頭に入れて置いた方がいいでしょう。

映像はじっとりと湿って重く暗い。監督の出身国である北欧の雰囲気。
東西冷戦時代の話なので、その重みも加わっているような感じ。
ゲイリーは渋い。とにかく渋い。苦み走りっぱなし。
セピアとダークネイビーのモノトーンな映像に溶け込む風格。
カカオ度数で言えば98％ぐらい。甘みはほとんど無いに等しいビター。
いいじじい具合に熟成（枯れ？）が進んでる感じでした。


堤さんもあんな風になっていけばいいなー・・・・となんとなく思ったりしました。
スマイリーなゲイリーがカカオ分98％とすると、尾形さんは65％ぐらいかなー・・・・？鬼松さまは68％ぐらい。
私はチョコレートはミルクよりもビターが好きです。（どうでもいい情報をすみません）