Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

Road to キムさん好き その25

2006-09-02 | 俳優さんのはなし
「眠れる森」伊藤直季。
ぶっちゃけリアルタイムで見ていた時は、キムさんのルックスに関して何とも思っていなかった。・・・・ある意味、自分すごいっす。
だってキムさまのルックスはぜんぜん私のタイプじゃかったから。元来、大柄でキュートな人が好きなんです。(でもキムさまの顔立ちで大柄キュートにはなって欲しくないっつーか・・・・。キムさまはガリマッチョ向き)
で、今見るとー・・・・・なんつーか・・・・・うむを言わせぬものがあるかな、と。どの角度から撮っても文句のつけどころがない容貌といいますか。黒髪のハウルは絶対にこの作品のキムさんを参考にしながら描いてると思ってます。



すっごくひさしぶりにRoad toシリーズを追加しました。最近、新しい情報、特にCM関係が多くて昔を振り返ってるヒマがなかったんですが、友人からとある情報を教えてもらって、その件についても書きたいなと思って。・・・・

●1998年 眠れる森
このドラマ、大好きです。その某友人が「木村くんの代表作は眠れる森。」と言い切るのもわかる気はします。作品として完成度がとても高かった。音楽・映像・演技・脚本・・・・すべて、日本のドラマ界にしては水準以上のレベルだったと思います。
当時、私は初回あたりは見逃したものの、後は全話かぶりつきでリアルタイムで見た覚えがあります。
来週が待ち遠しいとまで思った民放のドラマはこれが初めてだったかもしれません。正直、フジのドラマは嫌いで総体的にレベルが低いと思っていたので、そこまで嵌った自分がくやしいぐらいでした。
実際、オンエア翌日の私の周囲での話題のなり方は半端じゃなかったです。だから後年、数字はそれほどじゃなかったとか、木村ファンの間での評価がそれほどではなさそうなのとか知って、ちょっと驚いたぐらいです。
「誰が犯人か?」とか「結末はどうなるか?」とか、それこそ老若男女問わず本気でみんな話題にしていたし、それはキム●クだからどうこうという話ではなくて、作品としてみんながのめり込んでいたのは実感できたぐらいでした。
かく言う私自身もそうで、別に誰が出てるからという理由で見ていたわけではなく、純粋におもしろかったから見ていたのです。
私が唯一ケチをつけたのはオチのみでした。今でも当時、みんなと語り合った時の自分の言葉を覚えています。
「なんだよ、結局理由は『頭のおかしい人の仕業でした~ちゃんちゃん』なの?そういうオチの持って行き方は嫌い。」
でも、メインとサイドのストーリーの進め方絡め方、誰が真犯人かを二転三転させる筆致はよくコントロールされていたと思うし、登場人物それぞれの心情描写も毎回繊細だったと思います。大の大人の観賞に耐えうるものだったと思います。
やっぱここまでの完成度を持って複雑なストーリーテリングをできる脚本家さんは、今、そんなに居ないと思う。野沢さんが亡くなられたことは本当に残念です。
存命中にもう一度、木村さん主演で脚本を書いて欲しかった。・・・・

●1999年 古畑任三郎 VS スマ
・・・・これは以前にもちょこっと書いたのですが、なんだかどうにも気持ちの悪い作品でした。・・・・・私にしてみれば最悪の部類です。誰にとってメリットのあるドラマだったのかまったくもって意味不明。
・・・で、このドラマに、違和感と不快感を感じたのは極少数なのかと思ったらそうでもないことが最近わかりました。冒頭にも書きましたが、某友人がまた教えてくれたのです。
以前も少し紹介した小林信彦さんが「人生は五十一から②最良の日、最悪の日」で中で少し触れてらっしゃるとのこと。
小林さんいわく、放送時間が長すぎる上に、かの脚本家にあるまじき計算違い。ドラマの出来も問題なら、設定も問題。実名そのままである必要性はどこに?だったら木村氏の拓三郎の夢オチにした方がまだまし。後味は悪く、いやーな気分になったと。・・・・
小林さんがそう感じられたのは、私はよくわかるような気がします。
私自身、見た当時、なんともやる方の無い、気持ちの悪ーーーい不自然な印象を受けたので。・・・・
今後5人共演のものをやるとしたら、脚本には細心の注意を払わなければならないと思います。もし、事務所等が推奨するパブリックイメージをあくまでも踏襲しなければならないのであれば、やらない方がまし。誰かが犠牲になるのは見たくないです。
全員がハッピーな脚本。そんなものを作るのは、正直、ほぼ不可能だと思いますが。・・・・



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昨日の記事で書いたことの続きです。
私は夫婦共演したがる人の気持ちがわかりません。(今回の話は共演ではありませんが、TVへの顔出しの露出度として近いものを感じます)
ハリウッド映画とか見てても、それが成功した例を見たことがないのに、なぜ夫婦共演をしたがるのでしょうか?
作品を観に来ている観客にしてみれば、俳優個人の私生活を赤裸々になんて知りたくないものです。俳優の実態を知れば知るほど、作品にのめり込めなくなるからです。
これまで夫婦共演の映画で派手にコケなかったのはショーン・ペンとロビン・ライトぐらいじゃないでしょうか?・・・・それだって決して成功ではなかった。
あのめちゃくちゃ演技力の高い二人を持ってしてもその程度のものです。
トム・クルーズ、ブラッド・ピット、ブルース・ウィリス、トム・ハンクス、ユマ・サーマン・・・・失敗例にはこと欠きません。枚挙に暇がないぐらいです。俳優の生活感や私生活がちらつけばちらつくほど、観客は鼻白むものなのではないでしょうか。
ショーン・コネリーの奥さんが表面にしゃしゃり出てきたことがあったでしょうか?ないですよね。ないからショーン・コネリーはうまくやってこれたのでは?
私は、クサナギくんが俳優として確立されているのは、その私生活の見えなさ加減も一因なのではと思っているのです。どんな人にでもスムーズになれるし、観る方も余計な情報に強いて目をつぶる努力をせずに済む。
俳優さんは、実生活が演技の中で少しでも滲み出たら命取りではないでしょうか?作品独自の世界観を崩壊させるからです。嘘になる。
冷静な判断をぜひぜひお願いしたいです。
さんまさん自身、大竹しのぶさんと夫婦だった時、世間の評価がどうだったか忘れていないはず。

武士の一分を檀さんの奥さんで、まっさらな気持ちで集中して観たいんです。
これは切実な思いです。つまらないことで躓きたくない。山田監督だとてそうだと思います。
さんまさん、わかって欲しい。洒落になりません。



え~と・・・・コメントに関してなんですが・・・・。
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基本は非公開、コメントはすべて読ませていただいています。