ふとしたこと

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金継ぎ

2016年05月21日 16時43分55秒 | お酒

 

金継ぎという陶磁器の修復法は

日本にしか見られないものだろうと思う。

欧州に於ける修復法は根本から異なる。

かの地では磁器の修復と言えば

欠落した部分を全く、元通りの絵柄を筆で

書いて完璧に元の通りに治すことを一義としている。

我が国では

欠けたり、欠落した部分を漆を接着剤として

何度も重ねて塗り

その上から金粉をかけて

接着した跡をそのまま活かして修復する。

幾つかの大きな破片となった器

その破片を繋いで修復するのである。

また、例えば焼き〆られた陶器の場合など

破片の一部の代わりに古い伊万里や有田の

焼き物の破片をはめ込んで修復したりもする。

これなどは「あり継ぎ」と称して

全く異なる焼き物による新たな景色が生まれたとして

立派に通用させるあたりは

日本文化の象徴ともいえるものである。

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そんな器の修理講座がオイラの町で開催されるなんて

嬉しくて堪らないものがある。

で、早速、講座の申し込みをした。

6月に入ると早々に講座が始まるのは

最近、稀に見る素晴らしい出来事に思えてならない。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すげぇ!! (たか)
2016-05-22 13:26:55
金継ぎ、かっこええですなぁ~
また僕にも教えて下さい!
直してあじが深まるって素敵ですよね。
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それよ。 (ginjiro)
2016-05-22 19:01:21
直して、元のものより風情が深まって感じる日本人の心って世界でも珍しい美的感覚だと思います。

金継ぎのやり方を習ったら教えますぞ!

これでドンドンお皿割っても怖くないのぢゃ。
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金継ぎ (花三)
2016-05-28 17:35:43
古い茶器(茶碗)、古い皿、金継ぎしていても高価物も有りますね。(こいつ、お金の亡者に成っているのか?。思われそうなので此くらいにしときます。)
今は、百円ショップでも日常使いしても困らない陶器が沢山有りますね。
江戸時代とか成ると、普通の茶碗とか皿でも、庶民にしては高価な物だったんでしょうね。
だから、金継ぎと言う技法が産まれたんですよね。
釜出しした物でも、金継ぎをして使った。庶民が編み出した技とか言われていますね。
まして、何組か揃った皿なんか奉公人が割った事にはどうなるか解りますよね。
だから、金持ちで有る商家がそれを取り入れて高価な陶器に、金を被せた、技術も進歩したんですよね。
だから、良いものが高くて当たり前です。
庶民は漆だけだったみたいです。
ご飯茶碗でも、今の100倍以上したのではないでしょうか?。
その時代、本当に陶器は高かったでしょうね。
竹筒なんかを庶民としては多く使われた。
割れないし、まして周りを探せば何処にでも有るし、自分で切って細工をすれば、只同然ですし。
それと、陶器より漆器の方が多く使われていたみたいですね。
耐久年数が長いし、割れ無いとなれば庶民的な器に成ります。
割れても完全に割れないし、漆で埋める事も出来るし、漆が退けば塗り直しも出来る。
塗れば真新しく成りますしね。
今は、漆器なんか高くてなかなか使えないです。
讃岐には有名な漆盆が有りますが、高価で使って無い状況です。
我が家にも漆盆が何枚か有りますが、全然使っていないです。もっぱらビニール製品です。

やはり、お金の事に成っちゃいました。

高価な陶器なんて家には有りません。
兄貴はぐい飲みなんか、数点持っているみたいですが。

Ginjiro さん技術を研いて下さいね。
私には、不要の技術かも、です。
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金継ぎ (ginjiro)
2016-05-29 09:50:48
花三さん、お久しぶりですね。器を直して使うのってとても良いことだと思っております。
高価な器ではなくても、気に入って使ってたものが欠けたり、割れたりすると無念であります。
それを直せるなら、この上ない喜びがあるでしょう。
今までは、チェっと思いながらも使い続けろしかありませんでした。
好きな盃なんかは自分で洗ったりするのですが、それでも欠いてしまったものが幾つかあります。
見るたびに後悔するんですが、これが直せるならとても嬉しいではありませんか?
器の壊れ方にも色々あって、バラバラに壊れたけど破片がすべて揃ってることもあります。
片口のようなもので、先端の僅かな部分が水道の蛇口に当たって欠けて破片が無いことも。
或いは結構大きな割れ口があって、その部分が無くなってる場合も。
それぞれのケースで修繕の仕方が異なる筈なので、どんな壊れ方をしても直せる技術を習得したいと思っています。
修理が出来るようになったら、ケースごとに紹介させて頂きます。
またぞろ、これで時間が取られてしまいますけど、壊れたままでは死に切れない想いから講義を受けに参ります。
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そうですね。 (花三)
2016-05-29 21:31:05
使って味曖が出て来た物って、誰しも捨てがたい物です。
手の握り加減で酒の味も変わってきますよねぇ。
備前焼の御猪口なんて酒を飲めば飲むほど色合いも変わるしです。
握れば握るほど素晴らしい物に。
酔い潰れて其のままほったらかしにすると、又色合いが断然違いますってもんだ。
飲まずに次いだままなんて人がいるみたいですよ。
私は、そうはいきません。最後飲んじまうかぁー。
次の日には、それを一杯目に口に持って行くので、色合いなんて出ません。
でも、私の場合、頂き物のプリンが入っていたガラスのぐい飲みみたいな物が日本酒の器です。
でも、使いがって良いのと口に持って行く加減がすこぶる良くて十年位愛用です。
冷や酒飲むのに最高です。
私には、似合っているでょ。
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お酒の器 (ginjiro)
2016-05-31 18:11:12
いかにも花三さんらしい意見ですね。

やっぱ、超呑み助なんだなぁ~。

冷酒はこれから旨い季節だけど、オイラなんざ、すぐ潰れちゃうから楽しくないな。

本当は幾ら呑んでも正気を失わない人にあこがれます。

が、しかし、呑みすぎは本当に体に悪いですよ。
すこ~しだけ呑んで楽しくなるのが最高ですね。
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