何年かぶりでこれをやりたかったんだ！

 

昔、昔のこと二軒小屋と言われてた宿へ友人と出掛けました。

静岡市内から山道へ入り込み

大井川鉄道の終点より更に上流に畑薙ダムってのがありました。

ダムサイトへ車を停めてそこからはリムジンバスと銘打たれたバスに乗って

更に2時間ほど山奥へ向かいました。

途中、サワラジマを経由して着いたところがその宿で

南アルプスの主峰への登山口に位置してた。

5月の半ばだというのに夜になると凄く寒くて

首にタオルを巻いて暖を取るありさま。

横を流れる渓流を30分ほど遡上すると・・・

西俣と東俣と二股に流れは分れました。

まさにその分岐で拾ってきた石。

東俣を詰めると東に向かって突き上げる登山道があって

転付（デンツク）峠を経由して山梨県の鰍沢へ下る登り8時間下り4時間のルートです。

で・・・

そこで拾った石だから「デンツクの星」と命名して大切にしております。

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この石の使い道は当時から

これを皿として使って旨い刺身を盛り付けようというものでした。

１０何年ぶりに本日これを皿として刺身を盛りつけました。

石は綺麗に洗って何時間も冷蔵庫で冷やします。

冷え切った石の上に刺身を置いたら多少時間が経っても

刺身は石の冷気に包まれて

誠に冷たいままであります。

今日の刺身は豊後水道で採れた鯵でした。

大分県側では関アジと言って珍重されますが

同じ鯵でも愛媛県側で採れたら・・・

タダの鯵です。

本日の高松地方は31.6度でした。

冷たい石の上に鯵の刺身を乗せて一献傾けますと

ま、神の味でしたな。

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35年前のオイラ幾つだったかつまびらかには致しませんけれど

ミョウチキリンな男であったことは確かです。