
魚釣りばかりにのめりこむと、町に出ることも殆どなくなる。
朝は早く起きるが、釣行から帰ると、ゆるい渓でも疲れが出て、お酒を睡眠薬に早寝だ。
碁を打てば酔いで負けるし、テレビも見ない。
段々世の中とのチャネルが細くなってる生活だ。
街中に中古レコード屋がある。ルーツ・レコードというのが店の名前だ。
こないだ町に出たときだからもう、2週間も経つだろうか。
Jazzのコーナーに富樫雅彦/J.Jスピリッツとか書かれたCDがあるのを思い出した。
なんだか陰気臭いレーベルの紙入りジャケットだったっけ。
でも、気になった。
で、町にでたついでに店に入ると、売れ残ってる。
いかにもオイラに買って欲しいといわんばかりだ。
富樫雅彦・・・・・・
オイラの青春とともに埋没したドラマーだと思ってたけど、どうもそうでもない。
下半身不随になる事件があったが、これは神様が彼に与え給うた試練だったのか。
見事な再起を果たして、彼にはバス・ドラムやハイハットなぞ無くても4ビートが
叩けることを立証して見せたのだ。
オイラが彼のライブを聴いたのは、23の頃だから、彼は28歳だった。
大阪の毎日ホールで、音域の変化するドラムを10台も並べ、走り回りながら音を変化
させて演奏する姿は鬼気迫るものがあった。翌年彼は負傷した。
16歳の頃、既に渡辺貞夫のグループに入ってサンバを刻んでいたが、渡辺の「ロシアより
愛を込めて」というレコードには、彼の神業が録音されている。
こないだ買ったCDは、勿論バスドラムなどは無い演奏だが、佐藤允彦のピアノ、峰厚介の
テナーサックス、井野信義ベースによるクォルテットだ。
何とも言えぬ音楽性の高いJazzだと思った。
神は人が耐えられぬような試練は与え給わぬ、これである。
富樫さんの五体満足な頃の演奏は、神業とも思われたが、下半身の自由を奪われた後
なお、優れた演奏が出来るまでに彼は努力を重ねた。
近年の彼の音楽を聴いてみると、もし彼が五体満足だったとしても、やはり
こういう音楽、こういうドラムへ変貌を遂げていたのでは?と思う。
つまり、ハイハットやバスドラムという、いかにもJazzを構成する音源を除外した上で
もっとJazzyなものを求めたに違いないと。
YouTubeにあった彼の動画を貼っておきます。
朝は早く起きるが、釣行から帰ると、ゆるい渓でも疲れが出て、お酒を睡眠薬に早寝だ。
碁を打てば酔いで負けるし、テレビも見ない。
段々世の中とのチャネルが細くなってる生活だ。
街中に中古レコード屋がある。ルーツ・レコードというのが店の名前だ。
こないだ町に出たときだからもう、2週間も経つだろうか。
Jazzのコーナーに富樫雅彦/J.Jスピリッツとか書かれたCDがあるのを思い出した。
なんだか陰気臭いレーベルの紙入りジャケットだったっけ。
でも、気になった。
で、町にでたついでに店に入ると、売れ残ってる。
いかにもオイラに買って欲しいといわんばかりだ。
富樫雅彦・・・・・・
オイラの青春とともに埋没したドラマーだと思ってたけど、どうもそうでもない。
下半身不随になる事件があったが、これは神様が彼に与え給うた試練だったのか。
見事な再起を果たして、彼にはバス・ドラムやハイハットなぞ無くても4ビートが
叩けることを立証して見せたのだ。
オイラが彼のライブを聴いたのは、23の頃だから、彼は28歳だった。
大阪の毎日ホールで、音域の変化するドラムを10台も並べ、走り回りながら音を変化
させて演奏する姿は鬼気迫るものがあった。翌年彼は負傷した。
16歳の頃、既に渡辺貞夫のグループに入ってサンバを刻んでいたが、渡辺の「ロシアより
愛を込めて」というレコードには、彼の神業が録音されている。
こないだ買ったCDは、勿論バスドラムなどは無い演奏だが、佐藤允彦のピアノ、峰厚介の
テナーサックス、井野信義ベースによるクォルテットだ。
何とも言えぬ音楽性の高いJazzだと思った。
神は人が耐えられぬような試練は与え給わぬ、これである。
富樫さんの五体満足な頃の演奏は、神業とも思われたが、下半身の自由を奪われた後
なお、優れた演奏が出来るまでに彼は努力を重ねた。
近年の彼の音楽を聴いてみると、もし彼が五体満足だったとしても、やはり
こういう音楽、こういうドラムへ変貌を遂げていたのでは?と思う。
つまり、ハイハットやバスドラムという、いかにもJazzを構成する音源を除外した上で
もっとJazzyなものを求めたに違いないと。
YouTubeにあった彼の動画を貼っておきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます