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ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

ジャズ・ヴォーカル

2013年07月08日 05時35分20秒 | Jazz

 

今では米語を上手に話す人たちも沢山いるから一概には言えないのだろうけど。

Jazzってのはアメリカ産音楽なもので

歌詞は米語である。英語ではない。

つい数日前に日本人女性歌手のCDを聴く機会があった。

ま、一所懸命に歌ってるのは判る。

でも・・・・

なのである。

発音に囚われ過ぎている。

一つ、一つの単語のスペルに忠実に歌うんだな。

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ご存知のように米語はリズムである。

また、一方で単語には必ずアクセントが幾つかある。

アクセントを持つ単語の連なりによって

スペルどおりの発音にはならないし

全体として

面白い発音になったりする。

一つ、一つの単語を常に単語としてのスペルだけに着目して発音することで

歌を歌おうとすると惨めな結果しか得られない。

つまり、米文としてネイティヴからは理解してもらえないのだ。

米国人が聴いたら・・・・???ということになる。

自分が知ってる例で恐縮だが

What are you going to・・・?なんてのは

ワディアガナ・・・?と聞こえる。

ジョン万次郎がニューヨークでは

What time is it now?というのは・・・

掘った芋いじるな?と言うと書き残している。

現代のN.Y.でホッタイモイジルナ?と言ったら

時刻をちゃんと教えてくれたと言う話も聞いたことがある。

そんな風に単語を単体としてスペルどおりに発音した連鎖としての

Jazzヴォーカルが如何に詰まらないものになるか。

このことである。

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オイラ、Jazzなんて米語で歌う必要は無いと思ってる。

日本語で歌えば良いのである。

その代わりにJazzが持つ独特の半歩遅れのシンコペーションだとか

そこから産まれるスィング感を大事にして歌えば

これが日本人にとってのJazzなのだ。

おそらく言葉のわからない外国人がそれを聞いても

お!Jazzだ!と感じるに違いないと思う。

 

 

 

 

 


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