
2人の友達から安否を確認する電話が入りました。
寝込んでしまって起き上がれないのではないか?と。
まぁ~そんなことはないのですが活動は鈍くなってミノムシ状態です。
前回のうどん屋さんの記事のあと
大阪へ出掛けました。
1月19日のことです。
大阪には昔「青春の墓標」と名付けた職場があり
毎年この頃当時の仲間が集まって新年会をやります。
呑んでしまえば当日帰宅は無理なので
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JR大阪環状線に野田という駅近くの安宿を探して出掛けます。
大阪へ着いたら、とりあえず
阪急宝塚線に乗って「服部天神」駅で降ります。
この沿線に住んでたことがあるので
シンパシーのある駅ですが、昔は単に「服部」という名前でした。
ここのギャラリー176で
野村佐紀子さんの「Ango]という写真展を拝見します。
坂口安吾へのオマージュともいえる写真です。
かつて土門拳さんが提唱した写真構成の一つの方法論だと思います。
やはり土門さんは只者ではありません。
もう半世紀も前にこういう方法論について語って居られました。
それにしても・・・
こうした展覧会を開くには一体何千枚の写真を撮ったのでしょうか。
駅前の食堂で遅い昼飯を食べます。
何とも言えない大阪流食堂でした。
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いったん宿へ引き上げます。
荷物を置いて
野田駅界隈を撮ります。
JR高架下に展開されてる小さな店が密集しております。
夕方の長い影が町に表情を与えています。
歩いてると小さな女の子がオイラに向かって指さして何かを見せようとしてました。
何が見せたいのか?
そばに寄ってみると・・・
彼女の視線の先には焼き物の狸が!
幼子の目にはこんなものが珍しく映ってるのかぁ~。
オイラも年取るわけだよね。
このあとはJR環状線で弁天町まで行きました。
新年会の会場です。
同窓会みたいに盛り上がって・・・
二次会終えてホテルに戻ったのは翌日になってから。
翌朝は早く起きて
野田の隣駅福島から中之島界隈を目指します。
途中に毎日ホールだかがあり
その裏庭へ回ってみると川向うの高い建物を背景にして
ベンチが一つ芝生の高台にありました。
なんだか、むか~し。
ここに座ったことがあるかのような既視感に襲われます。
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お目当てはCANONギャラリーの金澤正人さんの写真展です。
まるで宝石をちりばめた彫金作品のような形と色彩を持った枯葉の写真です。
こんな写真もあるんだと言う想いは
ソール・ライターが語った「なんでも写真になるんだ!」という
言葉に裏付けられたものです。
今、大阪でオシャレな所と言えば
心斎橋界隈か中之島界隈のような気がします。
朝早くまだ寒いのにレストランの扉を清掃している女性の
心意気を感じました。
こういう人達が町のオシャレ感を支えてるんだなぁ~と。
そうして
まだ一月も先だったのにバレンタインを当て込んで居並ぶワインのボトルたち。
CANONギャラリーから徒歩10分で
大阪駅近くのNIKONサロンへ回ります。
Nikonを愛用してた自分がフィルム時代に好きだった三木淳さんの賞を貰った
女流写真家 斎藤茜さんの写真展です。
「扉はそとへつながっている」というテーマで妹さんの写真を撮ったもの。
女性ならではの感性と繊細さが光る写真群です。
男どもにはこういう写真は撮れないなぁと嘆息。
大阪新年会・写真旅を終えてから
いよいよ寒さが募りまして
お爺のオイラは引きこもり気味です。
若い友人達は氷雨もものともせずに
達磨朝日なんかを撮りにはるか遠い徳島の海辺を目指しているようです。
皆様
寒さはまだ続きますが
もうすぐそこまで春が来てます
もう一息の辛抱です。
お元気で!!
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