銀うさぎの庭(お人形日記)

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「コード・ブルー」新春スペシャル

2009-01-13 | テレビ等の感想

1月10日にフジテレビ系で放送された新春スペシャルドラマ「コード・ブルー――ドクター・ヘリ緊急救命」の感想です。
ほぼ全編にわたって緊迫したスピード感のあるストーリーで目を離すことができませんでした。

今回の事件は列車の脱線転覆事故という大規模災害。
多数の死傷者が発生し、大混乱の現場にERドクターをはじめ、レスキューや救急救命士の方たちが必死の救命活動に奔走します。

もしこのような事故が発生したら、実際の現場はドラマ以上に大変な状況だと想像できます。。
ドラマを見ながら、救命活動に従事される方々に頭が下がると同時に、くれぐれもご無事でありますよう祈らずにはいられませんでした。

ドラマに話を戻します。
もう、緋山(戸田恵梨香)は列車につぶされて即死かと思ったじゃないですか!
びっくりした……。本当に助かって良かったです。

相変わらず気になる白石(新垣結衣)の前髪。
治療中邪魔なのではないのでしょうか。

もう一つ。
ICU(集中治療室)で携帯を使用してもいいのかな~と。



今回一番心に残ったのはトリアージの場面でした。

トリアージとは大規模災害や戦争など死傷者が多数出た時にその重症度によって治療の優先度を決める行為。
トリアージ・タッグと呼ばれる緑・黄・赤・黒の四色に色分けされたラベルが使用されます。
黒は、死亡、または現況では救命不可を表します。

白石がトリアージの責任者でしたが、ヘリで搬送予定の重症患者を助からないと判断し、他の重症患者をヘリに乗せます。
つい先ほどまで息をしていたのに……まだ助かるのではないか!?と白石に詰め寄る家族。
これは辛い…。

実際にトリアージで「黒」と判断された遺族が納得することは難しいと思います。
現に今回のケースは、つい先刻まで息があったのを家族は目の前で見ていますから。
戦時下ではないのですし、比較的大病院の多い都会に近い場所なのですから、他の方法はなかったのか……と、どうしても思ってしまいます。

裁判員制度と同じようにトリアージに関してもある程度の周知、コンセンサス(広範な同意)が必要なのではないでしょうか。
すなわち大規模災害時においてのトリアージの意味、トリアージの基準等々。
そして、遺族の方はもちろん、トリアージをした方の心のケアも重要なのではないでしょうか。

ただ、今回の白石は……申し訳ないですが若過ぎてトリアージの責任者としては難しかったと思います。
ドラマの配役上仕方ありませんが。

申し訳ないですが、私でしたら黒田先生か三井先生にトリアージして欲しいです。
結果は同じでも、説得力というものも必要なのではないでしょうか。

医療問題を真摯に描く「コード・ブルー」は、続きをもっと見たい気持ちにさせるドラマです。
フジテレビ様、ぜひ続編を!!

「天地人」第2回の感想はこちらです。

*画像はエイティーンジェニーです。
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