ギコバン日記

伊藤工設計代表 伊藤 博範の日記。家づくりのお役立ち情報を発信。

5月になって…

2011-05-26 17:09:37 | 日記
養命酒を飲んでいる伊藤です。

5/18は約3か月ぶりの休みをいただきました。

体が…どうも…。
頭も起きているのか?寝ているほうに近い!

花粉症のように咳・鼻水がしばらく続きました。
一か月くらい?

やっぱり休まなくてはと先週の5/18・25、二週続けて休み!

前のリズムを取り戻そうと夜散歩!
ビールの代わりに養命酒!

まずい!でも慣れてきた!

見積りも半分が終わり、復旧も1/3が終わり、気分もその分楽になったのか?
最近少し調子が戻りました。


5/21(土)は花見?!

災害復旧でいろいろ業者さんに対応してもらいました。

津波で家を無くしました。

みんなで泥かきをしました。

モデルハウスのオープンで手伝いをもらいました。


復旧では、いろいろ対応してくれたのにいまだに請求書が届きません。
人件費、部品代、ガソリン代が掛かっているのに…。

こんな人たちと…。仲間と…。

一緒にお酒を飲めることは幸せです。

ご協力をいただいた方へ、感謝。


5/12は10回忌

伊藤工設計は地域の工務店なのですが「設計」の名前が入っており工務店とわからない方もいます。


父と祖父が大工で、地元で工務店を営んでいました。

今から9年前に父が他界しました。
それは突然の出来事でした。

ゴールデンウィーク休み前、胸に違和感を覚えた父が検査入院して…。
それから約3週間後…。家に帰ってくることはできなくなりました。


この工務店に生まれ育ったことを考えると…。
即廃業!することもできず。

小さい時から知っている職人さん・業者さんと会議を持つことに…。

できることであれば仕事をしていきたい!
厳しい受注環境だけども家をつくりたい!

そんな気持ちがあることがわかりました。

であるならば、やらないわけにはいかない!
ここからスタートしました。

伊藤工務店の伊藤工と私が設計の仕事をしていたので
伊藤工+設計!単純な名前です。


5/12は命日でしたが…。

お墓参りもせず、仏壇に線香もあげていません。

先祖には感謝の気持ちはありますが…。
生きている人優先です。

生きていること!
仕事をすることがなによりの供養と考えています。


先ほどの花見もそうですが飲み会は自分の、先祖の法要!と思っています。

生きている時にみんなに感謝し、感謝され…。
一緒に酒を飲む!

こんな供養、最高ではないでしょうか。

「雨ニモマケズ」

2011-05-09 17:29:58 | 日記
同じ日の新聞に知っている方が二人載っていたので紹介します。

4/21の河北新聞朝刊の21面に
「水上バイクで100人を救う」の記事が載っていました。

浸水した家に水上バイクで玄関戸に突っ込んでいき救助したそうです。
世界的な技術を持った方だそうですが
あの状況ですぐ行動することは素晴らしいことです。

内装屋さんの友人です。
3回ぐらい自分の死を感じた、危険な状況になったと聞きました。


同じく河北新聞朝刊の22面に
「困っている人がいれば どこへでも」

仙台市にとらわれず石巻市、山元町など被災地を飛び回っている
仙台市若林区民生委員の黒須さんの記事が載っていました。

地域にとらわれず、困っている人の所に駈け付ける!
避難生活を支える姿勢はすばらしいです。

河原町で美容室を経営しています。

黒須さんからはいつも資料や情報をいただいています。

鏡の法則、成功の・・・、小学生の作文「うちの家族はみんな悪い人」もそうで、ニュースレターや業者会議で紹介させてもらっています。

いつもどこかで繋がっていて、
応援してもらっているのがわかります。感謝!
当社のニュースレターも読んでもらっています。


「私利私欲がない行動」と口では簡単に言えますが…。
とっさに行動できることは…素晴らしいです。

4/5の朝日新聞に28面に
「雨ニモマケズ響く」の記事が載っていました。

「雨ニモマケズ」は宮沢賢治が亡くなる2年前、病状で手帳に鉛筆でしたためたという。
戦時中から、苦難を耐え忍ぶ象徴として広く読まれてきました。

賢治が生まれたのは、明治29年8月27日。
M8.2とされる明治三陸地震の2ヵ月後です。
死者・行方不明者2万2千人

亡くなる約半年前の昭和8年3月3日には、約3千人死者・行方不明者のでた昭和三陸地震(M8.1)が起きました。

地震後の4日後、賢治は詩人の大木実にあてたはがきに
「被害は津波によるもの最多く海岸は実に悲惨です」と記してます。


詩は賢治自身が体感していた悲しみや苦しみが集約されていて
心の支えや癒しとして人々の心に根付いています。


雨にも負けず
風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち

慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり、そして忘れず

野原の松の林の陰の小さな茅葺の小屋にいて

東に病気の子どもあれば、行って看病してやり
西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あらば、行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず

そういうものに
わたしは
なりたい


震災により、かなり長い春休みを送った学生さん。
何もすることなく家にいるしかなかったお子さんも多かったのではないでしょうか?

何かしなければ…と思いつつ…。
何も出来ない自分がいました。

大人でもそうです。

でも、この詩のような気持ちを持つことができたのではないでしょうか!
いつか自然に行動すればいいと思います。
いつでもいいのです。



家づくりもこの詩に共鳴するところがあります。
家づくりに変えて書いてみます。


雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けない
しっかりした構造体、断熱材、仕様にし

ただ安ければ何でもいいと思わず
安くていい家を目指した家をつくる

まわりの環境に調和するように考え
少しのエネルギーで暮らせるよう配慮し

季節のいい時は風を通し、冬の時は日差しをもらうなど
自然のエネルギーを活用する

病気になった時、ゆっくり休める部屋になるように

仕事から帰ってくれば、疲れがとれるような
早く帰りたくなるような家をつくる

家族で喧嘩になったときもそっと見守ってくれる

地震や台風にあった時、家族が一つの空間で確認し合え
安心して暮らせる

世間からは普通の家と呼ばれ

褒められもせず
苦にもされず

そういう家を
わたしは
つくりたい

モデルハウスオープン

2011-05-01 20:36:07 | 日記
いつもありがとうございます。伊藤です。

学校も始まり、普段の時間・リズムに戻ったでしょうか?

本格的には連休明けからでしょうが…。
普通に暮らせる日々に、しあわせが存在することを再認識したいと思います。


さて、4/29(土)はモデルハウスのオープンでした。

まだ残工事があります。
外構工事も完全ではありませんが、植栽だけでもと

ガーデニングのなるさわさんになんとかやってもらいました。



植栽があると建物が引き立ちます。

大きい地震に2度遭いましたモデルハウスは無傷でした。
地盤が悪く、心配もしましたが何でもありませんでした。

おかげさまでオープン前から仕様打合せや震災によるリフォームなど
打ち合わせに使ってきました。(結構役立ってます)


今まで引き渡した建物は…。

近・木・職の家づくりがはじまってからの建物で大きな被害はありませんでした。
瓦屋根が落ちた!もありませんでした。

外壁のひび割れが少し、内部仕上材のひび割れも少し。
耐力壁としては問題ありません。下地石膏ボードの目地が揺れで割れてしまいひびが発生した。ということです。

蓄熱暖房が倒れたのが3件。

建築中の建物も何でもありませんでした。
仕上工事を行なう前でしたので下地を確認し、仕上げることができました。

これから着手する新築2棟も、解体前でしたので問題ありません。
後は資材が順調に入れば!と思っています。


今年の1月に引き渡したお客様の家は床上浸水に遭いました。
床上20センチ。残念です。

建て主さまが自分で設置した薪ストーブで地震の時はもう燃えていると…。
津波と火災で…。

でもしっかり建っていました。
火災も起きませんでした。
津波で流されてくる車もぶつからないでよかったと言っていました。

早速、改修工事にとりかかり4/27に引き渡しすることができました。


モデルハウスに来場者していただいた方の多くは、

家が流された。
床上浸水に遭った。
建物が斜めになって…。



改修工事はこれからが本番です。
新築工事と並行してやらなければなりません。
まだ資材が順調に入ってきませんが、がんばってやっていくしかありません。

普通の生活に戻った人の務めとしては、自分の仕事をしっかり行なっていくことで少しでも…。そう思っています。