このお仕事についてからというもの、とある問題に直面することが度々あります。
その問題というのが「お客様の名前が読めない」というものです。
読めない名前と言えば一時期キラキラネームなんていうものが頻繁に報道されてましたよね。光宙と書いてピカチュウとルビを振るとか。母の知り合いの話だと、子供の友達の『天使』という名前の女の子を「てんしちゃん」と呼んでいたら、その子の母親に「この子はヒカリよ!」と怒られてしまったことがあったとか。正直ルビをふってくれてなきゃ読めないですよね。
さて、キラキラネームの場合は読み方が独創的過ぎて読めないわけですが、お客様の場合は「読めない」のベクトルがだいぶ違ってきます。
難しいんですよね、字が。
たとえば「簾」という字、初めてみたとき何て読むか分かりませんでした。『兼』の字と似ているので「ケン」と読むかと思っていたら、調べると『すだれ』もしくは『すい』と読めるらしいのです。どうにも親しみのない漢字だったので・・・単純に私が漢字を知らないだけかもわかりませんが。とにかく名前を間違えるわけにはいかないので、なるべくすぐに覚えるようにはしているのですが、ふとした拍子に「あれ、この人の名前なんて読むんだっけ?」とど忘れしてしまうことがあったり・・・。
お客さま方の難しい名前を効率的に覚えるには一体どうするべきか・・・目下模索中です。