親父のせいで、家で気晴らしのできない私は、はけ口を学校に求める事になる。
特に中学の頃の私は、反抗期と言う事もあり、時々とんでもない行動に出た・・・・・
中学の社会科の先生は、コッパチ(おでこに指でぱちんとはじく罰)や正座を遅刻した人や宿題を忘れた人にしていた。これをやたらにやるので、私はとうとうキレタ。
この先生、気さくで話しやすい先生だったので、機嫌のいい時に色々聞き出しておく。『先生の好きな食べ物は~?』とか、今日は何時に帰るかとか・・・世間話をして最後に『先生の嫌いな物は~?』と聞いてみた。本当に知りたいのはこの部分・・・・・
『わしは、赤いカニが大嫌いじゃ~!昔はさまれた事が・・・・』 へへへっ・・・
ゲット!!しました。
馬鹿親父が晩酌に、茹でたカニを食った翌日、私の弁当箱の中に赤いカニ!!
おかずに何を入れてこようと、文句言えません。
昼の弁当の時間、先生を見つけて、『先生、弁当見せてあげる~!!』とカニを手に追い掛け回しました。
何せ先生は、小太り、運動嫌い、(でも、ソフトボール部の顧問)学校の中を必死で逃げます。(マジ、顔が引きつってました。)
この先生、罰の時は、とても嬉しそうに私たちをいじめていたので、お返しを少しだけ・・・・・私はこの時、陸上部・・・・
それから先生は、私を見るとビクビクするようになりました。
でも本当に、生徒思いのいい先生でしたよ~!! (ホローになってませんが・・・・・・(笑)