今日は遠征第２弾。 ルキーノ・ヴィスコンティ監督 『山猫』
イタリア語完全復元版を観に電車を乗り継いで出かけた。
着いた劇場は、ここで本当に映画を上映しているんですか？
と思ってしまうほど古～いビル。 恐る恐る入り口を入るも
人影が全く無く、不安に。 案内の矢印の方向へ進むと、
チケット売り場が見つかり、ホッとしたのもつかの間、
「しばらくお待ちください」の看板が立てられているだけで
誰もいないの。 『山猫』 のポスター貼ってるし、ここに
間違いは無いはずだよなぁと、再び不安になりながら、
物置小屋と化した事務所のようなチケット売り場の前で立ちすくむ。
と、奥のほうから、あわてたように女主人らしきオバチャンが現れ、
申し訳なさそうにこう言ったのだった。
「映画ですか？ごめんなさいね。映写機が故障しちゃって、
今修理してもらってるの。１回目の上映には間に合いそうもないから、
２時からの２回目の上映に来てくれませんか？」
… (￣ェ￣;) エッ？ マジっすかー(((((￣∀￣;)クラッ
小１時間かけて遠征してきたっつーのに、
よりによって、観に来た回だけ中止だなんて。
こんな不運に的中する確率って、そう高くないぞ。
宝くじの買い時かも。
というわけで、遠路はるばる来たことを知った女主人は
手ぶらで追い返すのはあまりにも申し訳ないと、
１０００円で観られる鑑賞券と 『山猫』 のチラシ↓コレを
私に手渡してくれたのだった。
長い人生、こういうこともあるよな。
うん、あるある！
(T-T)
