夢の続き

癒し空間 ~ 裏ブログ

『ミス・ポター』

2007年09月19日 | 映画



ヴィクトリア朝の封建的な空気が残る1902年のロンドン。
上流階級の家庭に育ったビアトリクスは、子供の頃からの
夢であった絵本を出版しようとしていていた。
主人公は、青い上着を着た愛らしいうさぎ、ピーター。
新人編集者、ノーマンはビアトリクスの絵に魅了され、
二人で制作した絵本はたちまちイギリス中に知られるようになった。
いつしか愛し合うようになる二人だったが、ビアトリクスの両親は
身分違いの結婚を許さなかった。

舞台は1902年、ヴィクトリア王朝時代のイギリス。
それだけで興味津々。 いつまで見ていても飽きないほど
美しい湖水地方の風景はもちろんのこと、ところどころに
とても効果的に登場して、優しい微笑みを誘う2次元の動物たち、
チャーミングな2人の主演俳優と、個性豊かな実力者揃いの
脇役たち…。 衣裳といい、スケッチブックのカバーといい、
ビアトリクスの持ち物といい、静かな中にも、英国らしい
見どころばかりで、最初から最後まで、画面に釘付けだった。
物語の中心に描かれる、30歳を過ぎて尚、初々しく瑞々しく、
過ぎるほど節度ある、紳士と淑女の恋が、
ずっと心に染み入って離れてくれない。
1度で隅々まで大好きになった、珠玉の1作。
きっと、何度も観たくなってしまうだろうな。
長蛇の列に並んだ甲斐がありました。


『マーサの幸せレシピ』

2007年09月12日 | 映画

本を読みながら、テレビのチャンネルを変えていると
BSでやっていた映画に釘付けになってしまった。
どこかで観たことあるような気がするなぁと思いながら
見始めたのだが、やっぱり観たことはない。
でも、このストーリー知ってる … σ( ̄∇ ̄;)ん~?

そうだ。 この前ネットでチェックした、もうすぐ公開の
映画 『幸せのレシピ』 と同じような???
おそらく間違いない。
『幸せのレシピ』 ってリメイクなの !?
と思いながら、結局最後まで見入ってしまい、
ながらのメインだった読書は半分しか進まなかった。
エンドロールまでしっかり見て、映画の題名を確認すると
『マーサの幸せレシピ』 という題名だった。

今朝になって調べてみると、2001年に公開された
ヨーロッパ映画と判明。


マーサはハンブルクのフランス料理店で女性シェフとして
働いている。優れた味覚と腕前を持ちながらも、
オーナーからは “街で2番目のシェフ” と評されていた。
マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。
なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも
出掛けない。 だがそんな彼女にも一大転機が訪れる。
姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになった。
始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむ
イタリア人シェフ、マリオの出現によって忘れていた
心の触れ合いに気付いていく。

初見であっても、安易に予想できてしまうような
ストーリーなのだが、そういうベタさがむしろ高感。
一瞬も見逃さず頭をフル回転させながら映画に集中して
いないとストーリーがチンプンカンプンになってしまう
映画というのは、実はあまり好きではない。
力まず安心して観ていられて、でも、いつのまにか
釘付けになって見入ってしまう …
『マーサの幸せレシピ』 は、そんな映画。

間もなく公開される 『幸せのレシピ』 は、やはり
舞台をアメリカに変えたリメイクのようである。
新しい舞台背景に合うストーリーを新たに考える
必要はあったが 『マーサの幸せレシピ』 の
誰もが愛した部分はそのまま残すことを決めていた
とのことなので、おそらく話しの内容が大きく
変わっていることはなさそう。
というわけで、もうすぐ公開の 『幸せのレシピ』 が
ますます楽しみになった。


これも単館系かぁ

2007年09月02日 | 雑記

おぉ、ケイト・ウィンスレットに
パトリック・ウィルソンですとー (・∀・)!!

うーむ、不倫のお話しでしょうか?
内容はともかく、 ( ともかくって … (^‐^; )
このキャストに惹かれる~。
がしかし、この映画も単館系なのだった。
幸い近場で観られそうなので嬉しいけど(*´Д`)=з。
シネコンも、もう少し幅広く上映して欲しいなぁ。