夢の続き

癒し空間 ~ 裏ブログ

『ニューヨークの恋人』

2006年12月29日 | 雑記

テレビ放映ばかりで3度目。
でも、最初から最後までちゃんと観たのは初めてのような。
何度観ても胸がキュンとしてしまったりして
結構好きなんだなぁ、この映画。
ちょっと不思議な設定だけど、最後までほんわかと
安心して見ていられるのがいい。
ヒュー・ジャックマンはまり役だわ(^ー^)。

ところで、
今年もたくさん映画を観ました。
劇場では19本。DVDやTVでは…わかりません。
私が独断で選ぶ今年のベスト3は、
『レジェンド・オフ・ゾロ』
『プライドと偏見』
『007/カジノ・ロワイヤル』
来年期待の映画は、
もちろん 『300』 ですわよ~ゞ( ̄∀ ̄)!


WOWOWで!

2006年12月26日 | Gerry

昨日のWOWのハリウッド・エクスプレス1時間版で、
07年の公開作品としてななんと ″300″ が 紹介されましたぁぁ!
流れたのは予告編ですが、いつもPCのちっこい画面でしか
観てなかったのが、大きくテレビの画面で流れて嬉しいし、
字幕もついて嬉しいし、あああああかっこええー!!!

「スパルタ兵よ!今宵は地獄で晩さんだ!」 となってました。
今宵っていいよね、うふふ。 あーかっけー。
Gerry たん、その声どこから出るですかね、もんのすごい声だ。
ああ、はやく映画館で聴きたい。
王様ぁーはやくお会いしたいぃいいい。

だけど、邦題どうすんだろ。 「300」 ってしたら
絶対 「さんびゃく」 って読まれちゃうじゃん、
「スリー・ハンドレッド」 って書き直す?
「さんびゃく」 って言われたくないよー!
あんまりへんな邦題にしようもないよなぁ、
あの血文字みたいなロゴがイカすんだから。
でも、07年公開としかなってなくて、何月とは出てなかった。
USでの人気具合を鑑みるのかな。 初夏だと、パイレーツの
直後じゃ絶対誰も振り向いてくれないからなぁ。
でも夏は同じWBでハリポじゃなかったっけかぁ、
スパイディーもあるし … ビミョー。
売ってくれーーーーーーーーーーたのむーーーーーーーーーーー。


『敬愛なるベートーベン』

2006年12月13日 | 映画



“第九” の初演を4日後に控えた1824年のウィーン。
楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのもとに写譜師として
アンナが派遣されてくる。 ベートーヴェンはアンナを冷たく
あしらうが、彼女の才能を知り、仕事を任せることに。
尊大で傲慢なベートーヴェンだが、ただ一人の肉親である
甥のカールだけは溺愛していた。 しかしカールがその一方的な
愛を疎ましく感じていることに気づかない。 やがて初演の日がきた。
難聴から指揮を怖れるベートーヴェンを助けたのはアンナだった。

怒れる風貌の肖像画、“エリーゼのために” から “第九”
といった作品群…。 しかしベートーヴェンの人となりが
どうであったかはあまり知られていない。
本作はアンナという架空の女性コピスト (写譜師) の目を通し、
晩年のベートーヴェンが描いた意欲作だ。
人の才能をけなし、傲慢な態度をとるベートーヴェン。
しかしその裏には、不幸な少年時代、創造に残された時間は
わずかなのに思うようにいかない苛立ちがあった。
それを受けとめてくれる女性アンナは、彼にとっては
恋愛の対象というよりも、母性的な存在だ。
ベートーヴェンを演じるのは、名優エド・ハリス。

冬休み前の追い込みということで、レディースデーは
できるだけ映画館へ足を運んでいます。
で、本日は、『敬愛なるベートーベン』 を鑑賞。
巷では大した話題にもなっておらず、評判も聞こえてこず、
けれども、芸術家の伝記物は結構好きなので(特に音楽・
絵画に関しては)、巷の評判が良かろうと悪かろうと
観に行ってしまいます。 スクリーンを通して、より感情移入
しながら主人公の芸術にふれられるということはもちろん、
この手の舞台は18世紀後半~20世紀前半あたりの
ヨーロッパがほとんどで、 実は、この時代の生活や習慣、
服装とか建築物とかにとても興味があります。

そんなわけで、大はずれでないことだけを願って
鑑賞したのですが、よかったですよ!
事前に読んだあるレビューに

鑑賞直後はただ「失敗作なんだろうなあ」と思ったけど、
時間が経つうちに、やっぱちょっと違うな、思った。
「名作なんだけど、興行的には失敗作」
というのが、より正確な印象だったのだ。
要するに、非常に観客を突き放した映画だった。
そんな気がするのだ。
あまりに多くを語り過ぎない映画・・・とでも言うのか。
語らなさ過ぎる印象のあるところが、私が「興行的には失敗」
と思う所以なのだが。
荘厳な音楽が流れる中、説明文のない、解説もない、しかし
ひたすら出来栄えの良い素晴らしい絵を次々と視界に入れられる。
観ている方は、それを瞬時に受け止め、自分で感じ、
想像せねばならない。
技量不足で語れなかったのではないように思う。
敢えて語らなかったのではないか、と。
時間が経つうちに、そう思うようになった。
これで、登場人物の感情をせつせつと描いたら、
人は呼べるかもしれないが、陳腐な恋愛映画にしか
ならなかったかもしれない。
こちらの想像力に解釈を委ねる美術映画。
そういう映画なのだったのかもしれない。

なんてことが書いてあったので、オフィシャルサイト などで
解説やストーリーをチェックしていったのがよかったのか、
上のレビューにあるような、説明が足らないというようなことは
感じられませんでした。 この映画の見せ場である第9のシーンも
圧巻だったし、ベートーベンの音楽・人柄がとても魅力的に
表現されていたと思います。 映画のエンドロールが終わるまで、
シアターのお客さんが誰一人席を立たなかったのが印象的でした。


『ラスト・サムライ』

2006年12月11日 | 映画



19世紀末。 南北戦争の英雄、オールグレン(トム・クルーズ)は、
原住民討伐戦に失望し、酒に溺れる日々を送っていた。
そんな彼が、近代化を目指す日本政府に軍隊の教官として招かれる。
初めて侍と戦いを交えた日、負傷したオールグレンは捕えられ、
勝元(渡辺謙)の村へ運ばれた。 勝元は、天皇に忠義を捧げながら、
武士の根絶を目論む官軍に反旗を翻していた。
異国の村で、侍の生活を目の当たりにしたオールグレンは、
やがて、その静かで強い精神に心を動かされていく。

なんでもっと早く観なかったんだろう。
と思ってしまうほど、想像以上にいい出来の映画だった。
ハリウッドが日本を描くときに、日本人としてまず気になるのは、
これまで数々の作品で体験してきた違和感。
いわゆる、ゲイシャとかニンジャなんかが変にデフォルメされ、
中国の文化なんかもごちゃまぜになったような、
どこか滑稽で奇妙な日本であったが、この作品は少なくとも
そんな違和感は微塵も感じることなく、日本人による日本の演技も
美しくきちんと表現されている。

サムライの文化は、なかなか異国の人に理解されにくいもの。
「武士道とは、死ぬことと見つけたり」
とはよくいったもので、サムライは負けて帰る事を許されず
常に己の誇りのために戦っているというイメージがある。
恥辱は受けず、誇りを持ったまま死ぬという文化。

ラストサムライはそんな古き伝統であるサムライ時代が
終わりを告げると共に、時代が終わっても最後まで己の生き様を
通した真のサムライ・スピリッツを表現した作品だと思う。
外国人が手がけてここまでのものはなかなかないのではないだろうか。

ちょっと美化しすぎではないか、といような場面も否めなくないが、
その立ち振る舞いや武士の風格を十二分に堪能できることは間違いない。
風景のシーンに日本独自の自然を織り交ぜながら、町の様子や
明治の繁華街など、日本人から見ても違和感のない当時の様子が
よくわかるように作られているところはさすがという感じ。

サムライ軍団の鎧兜なんか、芸術品のようでうっとりして
しまったけれど、実際あんなに派手なデザインだったのだろうか。

アメリカらしい演出が出すぎた部分もあるけれど、ハリウッドが持つ
リアリズムへのこだわりが、異なる文化をうまく際立たせ、
交差させて、充分に納得し且つ楽しめる大作となった。
監督のこだわりが作品の随所に表れ、現代の腑抜けきった若者達に
喝を入れる。 そんな作品のように思った。


『007/カジノ・ロワイヤル』

2006年12月07日 | 映画



暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は
“00(ダブルオー)” の地位に昇格し、最初の任務で、世界中の
テロリストの資金源となっている “死の商人” ル・シッフル
(マッツ・ミケルセン)の存在を突き止める。
高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、
モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの
監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンド
(エヴァ・グリーン)が現れる。

ダニエル・クレイグかっこよすぎです ・:*(*´ω`人)*:・
今までのボンドというと、任務を淡々とこなす非情なスパイ
というイメージでしたが、今回は “00” のライセンスをとって
間もないボンドの姿を描いていて、まあ荒っぽいし、余裕もない。
とっても人間臭いボンド像。 上司の命令を無視するわ、
勝手にコンピューターにログインするわ、暴走ぎみ。
でもそこがいい!そういうボンドの方が魅力的だよ~。

にしてもダニエル・ボンドはよく動く。 身のこなしは大したもの。
走りっぷりもよい。 生傷が絶えない顔も、鍛えられた肉体も、
声も、タキシード姿も、どれもこれもいいっ!
ワイルド&セクシー … 完全に私好みのツボにはまってます。

ボンドガール役のエヴァ・グリーンは、セクシーなタイプでは
ないけれど、知的で美しくて守ってあげたくなるようなボンドガール。
ボンドがはじめて本気で愛したという女性ヴェスパーとの触れ合いは
いやらしさがなく、めちゃくちゃ好印象。 いいなぁエヴァ・グリーン。
『ルパン』の時には印象薄かったけど、今回はとってもよかったです。

ここにも注目!
オープニングタイトルは、トランプをイラスト化したデザインが
すごく素敵で、見入ってしまいました。 キューティーハニーが
出てきそうな雰囲気だったわ(^ー^)。 そこで流れる
主題歌 「You know my name」 も印象に残るいい曲です。
ここ ← で視聴できます。 毎日エンドレスリピートよ。

あ~、何度も言っちゃうけど、ほんとかっこよかったー!
脳内はもうボンド一色。 Gerryたん、浮気してごめんよぉぉ。
あぁ、イギリス人俳優に弱いなぁオイラ。
「The Name's Bond... James Bond」 … 決め台詞もかっちょいいよ~!
もう1回観に行っちゃおーっと。 うふっ (*´ω`人) ←バカ。


『アマデウス』

2006年12月05日 | 映画



よう折の天才音楽家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの
死の謎を題材にしたピーター・シェーファーの舞台劇を映画化。
モーツァルト35歳の生涯を、宮廷音楽家サリエリとの関係を通して
ミステリアスかつ華麗に描き、アカデミー作品・監督・主演男優賞
ほか計8部門に輝いた名作。
オーストリア皇帝の宮廷に仕えていた音楽家サリエリは、
モーツァルトの比類なき才能に激しいしっと心を抱き、彼を陥れようと画策する。

この映画 『アマデウス』 の中でのモーツアルトは、天才作曲家としての
人物像と同時に、女や酒に溺れる世俗的なもう一つの姿も描かれています。
非常にたぐいまれな音楽的才能を持つモーツァルトに対して、
才能がないわけではないがモーツァルトと比べるとその差が歴然としている
サリエリが、極めて人間的な嫉妬と憎しみを抱き、結果的に彼を死に
追いやってしまうまでを、たっぷりと見せてくれるドラマ。

サリエリを演じたF・マレー・エイブラハムはこの作品で
アカデミー賞を獲得しましたが、演技でいえばモーツァルト役の
トム・ハルスもなかなか面白いモーツァルトを演じています。
4歳にしてすでに立派な音楽家だったという天才・モーツァルト。
同時に彼は非常識で女たらしの派手な浪費家であり、
粗野で下品な男でもあり、トム・ハルスはこれを見事に演じています。

そして、何といっても絢爛豪華な衣装や宮廷シーンの数々や、
すばらしい音楽は、もうそれだけで見ごたえあり。
物語はテーマの割に重くは無く、見やすい作品です。
3時間弱の長い映画ですが、あっという間に感じてしまいました。
これは劇場で観たかったなぁ。