がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

原発事故のデータ解析を発表した・・・メルトスルー①

2011年12月02日 | 原発
東電と政府は1号機の核燃料棒が完全に溶融した可能性の高いとし、溶けた核燃料が圧力容器を

突き抜け、格納容器の床にまで落下。堆積した燃料によってコンクリートの床のかなりの部分を

浸食したと推定されると発表した。

東電はこれまで、1号機の核燃料の50%超が溶け、その一部が格納容器に落下したとの見解を

発表していた。

圧力容器下部には、2.6mのコンクリートがあり、更に格納容器の鋼鉄製の壁が存在し、その外には

さらに厚さ7.6メートルのコンクリート製のベースマットが設置されている。

今回の発表では、燃料全てが溶融し、圧力容器の下部にあるスリーブと言われる制御棒駆動機構等

が設置される貫通部を通って燃料が、格納容器内の圧力容器ペデスタル内に落ちたと想定している

のか、完全に圧力容器下部が溶融脱落し、落ちたと想定しているのかが判らない

どうも、発表が中途半端で判りづらい・・・

いずれにせよ圧力容器ペデスタルに溶融燃料が存在するという解析結果を発表したのだが

今、注水を続けている水は、圧力容器ペデスタルにあるドレン配管から、原子炉建屋地下にある

ドレンタンクに流入することになるが、このタンクは既に水没していると想定されるものの

配管が破断していない限り、水自体は漏れていないことになる。

とすると、圧力容器ペデスタル内は、水で十分過ぎるほどに満たされており、その水は格納容器内に

漏れ出していることが想定される。(ドレンタンクが一杯になり逆流することにより)

しかし、以前、水棺処理をしようとしたときに、思うように水が溜まらずに断念した経緯がある。

注入した水の行き先が、全く判っていない(公表されていない)現状で「冷温停止」宣言は余りにも

理にかなっていない。

何とも唐突な「メルトスルー」発表だったので、じっくり検討したいと思う。


それにしても、今回の発表を受けてのマスコミの発表は、ほんの触り程度のものだったのが残念だ!

「原発は大丈夫だろう!」と思っている国民は、「やっぱり!」状態が確認できれば収束できるだろう!

とより無関心になっていくのは、明白!

東電・政府の書いたシナリオ通りに国民感情が推移しているのが、悔しい限りだ。


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