がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

4号機建屋内水漏れで判明した真実・・・その2

2012年02月04日 | 原発
前回、配管破断を記事にしたが、もう一つの真実が隠されているように思う。

原子炉の水が漏洩することで、原子炉ウェルプールの水が減少することは、当然のことだが

なぜ使用済み燃料プールの水が減るのかが不思議だ。

原子炉ウェルプールと使用済み燃料プールの関係は、燃料の交換作業時以外の殆どが

使用済み燃料プールの水位を上に設定する。

それは、各々のプールを仕切る角(カク)と呼ばれる仕切りは、使用済み燃料プールの水位を

高く設定することで、その水圧でシールする構造となっているからだ。


今回の水漏れ会見で、東電は、「原子炉ウェルプールと使用済み燃料プールがツーツーになってる」

と言っている。

これは、何を意味するのだろうか?

各々のプールの水位がいつの間にか同じになって、原子炉ウェルの水位低下がそのまま使用済み

燃料プールの水位低下に繋がっているということ。

原発作業のうちオペレーティングフロアでの作業に従事した人にとっては常識なのだが、

基本的には、あり得ないことなのだ。

もし、4号機の爆発によって建屋にゆがみ等が発生していたとしたら、この水位の状態が

納得できる。

東電も、この構造は理解しているはずなので、使用済み燃料プールに原子炉ウェル以上の水を

入れることで、原子炉系統の水漏れによる、使用済み燃料プールの水位の変動を抑えられる

と考えるはずだが、それを実施しないのは、使用済み燃料プールに注水しても効果が無い

(シールされない)事を認識しているからなのだろう。

だから、前述の会見での発言になるのだろう。

使用済み燃料プールに注水するということは、建屋強度にも関連してくることなので、余計に

出来ないのだろう。


今回の事象で、4号機の建屋強度について、東電自身が非常に疑念を持っていることがハッキリした。

本当に大丈夫なのか・・・・・心配だ。。

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