がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

4号機燃料プールは大丈夫か?

2011年04月23日 | 原発
4号機の燃料プールの水温が91℃まで上昇し、水位は燃料上部から2メートル弱しかないと

報道されているが、何故燃料を深く水没させないのだろうか?

燃料プールが健全で、注水させることが可能な現在であればプールを満水にする事は容易なはずである。

それを何故燃料の上部が露出した状態まで、様子を見ているのか???

当然、水量が少なければ、水温は簡単に上昇する・・・・


4号機は、大きな爆発は無かったものの、火災が発生し、原子炉建屋に大きな損傷を受けたと報じられて

いるが、4号機の写真を見ると、爆発があったようにしか見えない・・・・・

しかし、1,3号機は水蒸気爆発で処理している現状では、定期検査中の4号機で同様の水蒸気爆発が

発生したとは、説明出来ないから、火災と発表しているのだろう・・・・・・・


今の4号機は、原子炉建屋のオペレーティングフロア下部の強度躯体までも、破壊されていて

建屋自体の強度が無くなっていることが一目瞭然である。


・・・・・・とすると、燃料プールを満水状態にすることは、原子炉建屋に相当な負荷を掛けることになってしまう。

以前にも書いたが、燃料プールの壁・底に亀裂でも入ろうものなら、燃料プールの水は一気に抜けて

燃料は、空気中にさらされることになる・・・・・・・

こうなってしまうと、いくら水を注入しても燃料を冷やすことは出来ず、燃料が溶け出し・・・・・・・


原子炉圧力容器内でのメルトダウンは、スリーマイル島原発事故と同じであり、閉じ込める方策は

考えられるが、燃料プール内で同じような事が起きた場合、何の手立てもないのだ!!


4号機の原子炉建屋の補強工事は、考えているのだろうか?

いや、4号機に限った話ではないのかもしれない・・・・・・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。