普段なら、こういうタイトルのエッセイは手に取らないんですよ。
おれは、まだ24ですし、今から「人生は五十一から」ですっていわれたら、今までの人生以上の間、スタートにたてないわけですから。
なんで、手に取ったかというと、フラワーカンパニーズの鈴木圭介が紹介していたのと、先日よんだ、爆笑問題のウルトラ7で、爆笑問題と対談をしていて、それが面白かったからなんすけど。
映画や落語、笑いについて書かれていて、かなり自分の趣味の範囲に合致していて、楽しんで読めた。
またWカップのころのサッカーの熱狂振りをサッカーファシズムと書いていたことが何よりもこの人は信頼できると思わせた。おれはサッカーが好きではないし、あのみんなでサッカーを応援しようという空気が大嫌いなので。
「踊る大捜査線」に対して、ポストオウムの犯罪ドラマと述べていたりした。
『この映画は決して刑事ドラマではない。製作サイドがどこまで意識したかは知らないが、これは<ポスト・オウム時代の犯罪ドラマ>である。善(警察)が悪(犯人たち)を撃つという古めかしいドラマとはちがう立場で作られているといってもよい。/閉塞した時代にふさわしく、このドラマでは警察の内部が混乱している。』
という記述は、凄く納得した。
あのドラマは、おれも好きで確かに普通の刑事ドラマとは違うし、異様なテンションを持っていたのが、時代に即していたというと合点がいく。
こういう批評的な見方、単純に見て終わりというだけじゃない人には憧れる。
スタートが51というわけじゃなくて、51になるころには、この位の知識や、文章能力を持っていたいと思った。
【私的読書メモ】
小林信彦おすすめ黒澤明映画の見る順番
「現代劇」
野良犬→酔いどれ天使→天国と地獄
「時代劇」
用心棒→七人の侍→隠し砦の三悪人
おれは、まだ24ですし、今から「人生は五十一から」ですっていわれたら、今までの人生以上の間、スタートにたてないわけですから。
なんで、手に取ったかというと、フラワーカンパニーズの鈴木圭介が紹介していたのと、先日よんだ、爆笑問題のウルトラ7で、爆笑問題と対談をしていて、それが面白かったからなんすけど。
映画や落語、笑いについて書かれていて、かなり自分の趣味の範囲に合致していて、楽しんで読めた。
またWカップのころのサッカーの熱狂振りをサッカーファシズムと書いていたことが何よりもこの人は信頼できると思わせた。おれはサッカーが好きではないし、あのみんなでサッカーを応援しようという空気が大嫌いなので。
「踊る大捜査線」に対して、ポストオウムの犯罪ドラマと述べていたりした。
『この映画は決して刑事ドラマではない。製作サイドがどこまで意識したかは知らないが、これは<ポスト・オウム時代の犯罪ドラマ>である。善(警察)が悪(犯人たち)を撃つという古めかしいドラマとはちがう立場で作られているといってもよい。/閉塞した時代にふさわしく、このドラマでは警察の内部が混乱している。』
という記述は、凄く納得した。
あのドラマは、おれも好きで確かに普通の刑事ドラマとは違うし、異様なテンションを持っていたのが、時代に即していたというと合点がいく。
こういう批評的な見方、単純に見て終わりというだけじゃない人には憧れる。
スタートが51というわけじゃなくて、51になるころには、この位の知識や、文章能力を持っていたいと思った。
【私的読書メモ】
小林信彦おすすめ黒澤明映画の見る順番
「現代劇」
野良犬→酔いどれ天使→天国と地獄
「時代劇」
用心棒→七人の侍→隠し砦の三悪人