ちょっと時間はかかったが、読了。
『「こころ」はどこで壊れるか――精神医療の虚像と実像』滝川一廣 聞き手・編:佐藤幹夫リンク先はamazon.co.jp
いろいろと考えさせられた。
たとえば「人格障害」という概念について。それは単なる行動パターンの類型であって、精神医療の立場から見たら余り役には立たない、「正常」と「異常」の境界線を示すだけの概念だということだったり。
少年犯による殺人事件における異常性がマスコミによって強調されているけれど、実は少年による殺人事件は戦後で50年代後半~60年代がピークで、件数としては減っていること。それにも関わらず、その個々の事件が一般的に正常とされる大人にとって理解不能さを受け止めることができず、マスコミを通じた説明しやすさによって、本質をごまかされている可能性があること
標題の本の内容について、まだ十分に理解できるほど社会学も心理学も極めていないのだが……とても深い本だと思う。
『「こころ」はどこで壊れるか――精神医療の虚像と実像』滝川一廣 聞き手・編:佐藤幹夫リンク先はamazon.co.jp
いろいろと考えさせられた。
たとえば「人格障害」という概念について。それは単なる行動パターンの類型であって、精神医療の立場から見たら余り役には立たない、「正常」と「異常」の境界線を示すだけの概念だということだったり。
少年犯による殺人事件における異常性がマスコミによって強調されているけれど、実は少年による殺人事件は戦後で50年代後半~60年代がピークで、件数としては減っていること。それにも関わらず、その個々の事件が一般的に正常とされる大人にとって理解不能さを受け止めることができず、マスコミを通じた説明しやすさによって、本質をごまかされている可能性があること
標題の本の内容について、まだ十分に理解できるほど社会学も心理学も極めていないのだが……とても深い本だと思う。