読書感想文の思い出

ちょっと仕事に行き詰ったので感想文の思い出を一つ…(-＿-;　

って、なぜ感想文かというと、
いま、小難しい感想文を書いているからで、
全然文がまとまらなくってイライラしているからであります。

さて、私が高校生の頃、夏休みに読書感想文の課題が出ました。
めんどくさいことこの上ない。
本は何でもいいらしい。
私は悩んだ末、その頃ハマっていた
芥川龍之介の『河童』にすることにしました。

なぜ河童かというと、最後に有名な作家、
夢○獏の解説があったからであります。
言うまでも無く、ちょいとその解説を拝借して、
読書感想文にしてしまおうという、
めちゃくちゃ著作権侵害な魂胆であります。

で、書きました。
我ながら見事なパクリっぷりで上出来です。

で、提出しました。

するとどうでしょう！
なんと私の感想文がなぜか高校代表として選ばれてしまったのです！

国語の先生がやってきて、
それを全国コンクールにだすといきまいております！

ヤバイ！
それは絶対にヤバイ！


だってパクリなんですよ！

それはパクリなんですよ！

すごいはずですよ！
夢○獏ですもん!!!




いえ、パクリといってもね、大分直してますからね、
簡単には分からないと思いますけどね。

流れはほぼ一緒なんですよ。




「絶対に嫌です。」



説得を続ける先生を尻目に、私は首を横に振り続けました。
「なら、せめて全校生徒に発表する」と言い出しました。

「絶対に嫌です。

今この場で破り捨ててもいいぐらい嫌です。」

断固反対する私でありました。
もちろん、体は冷や汗でびっしょりでした。

皆さんパクリはやめようね。
寿命が2年は縮まります。

結局、私の感想文は国語の先生たちの回し読みにとどまってくれました。
それでも十分ドキドキでしたとさ。
悪いことはするモンじゃないね。