ねこ☆にゃらーず

猫と暮らしながら感じること、動物ボランティアの日々のつぶやき

ねこマンガ作成中♪

キミちゃんと、残りの日々と。

2011-04-19 02:09:00 | 地域猫、始めます!

白血病で、自分で血液が作れない、重度の貧血のキミちゃん。

輸血できれば、持ち直すことがあると聞き、輸血の出来る病院を探して電話をかけまくった。

病院の情報をくれたN藤さん、ごっちの里親の史里さん、みかんちゃん、ありがとうございました

相談にのってくれた宇野動物病院の先生。松山の獣医さんを探してくれた、にいはま動物病院の先生。ありがとうございました

紹介してもらった松山市近郊のK動物病院では、輸血の血液提供用の猫(供血猫)を飼っており、

この猫とキミちゃんの血液型が合えば、輸血ができる。(猫にも血液型があるんだよ!)

 

みんなの仕事が終わってから、夕方病院へ。

まずキミちゃんの場合、血液型判定とともに、貧血の原因を探るべく血液検査。

そして、先生の第一声:「血液検査の数値から見ても、今、生きてることが奇跡だね。」

キミちゃんは貧血の度合いもヒドイのだが、骨髄に腫瘍がある真性白血病で、

血液の中は、先生も見たことがないような異常な形の白血球が満ちていて、

「非常に珍しい症例です。10数年獣医しているけど、自分と他の先生の症例含めても、2,3件しか見たことない。」らしい。

で、とどのつまり、もう手の施しようがないそうです。

輸血も、もうこの段階では役に立たない。余命1週間から2週間くらいだそうだ。

 

ポカーーーンとしてしまった。

診察室で、Shinoさんと、Nさんと、私と・・・輸血して良くなることしか考えてなかった。

余命1週間から2週間?

痩せて、背中が浮き出ているキミちゃん。貧血で、口の中が真っ白なキミちゃん。

でも、診察台の上で、ヤダヤダって、泣くキミちゃん。

 

何をどうしたって、いま目の前にいるキミちゃんは、1週間か2週間後には死ぬ・・・。

生きているのに、もう死ぬんだよって言われるのは、なかなか受け入れがたい。つらい。

一時預かりのShinoさんが、一番つらいはずだ。ごめん。

 

残りの日々、点滴など続けます。少しでも体を楽にしてあげたいから。

キミちゃん、今生きてることが奇跡なんだって。

頑張ってるんだよね、1日でも、Shinoさんと一緒にいたくて。抱っこして欲しくて。

Shinoさん、よろしくお願いします。ごめん。ありがとう。

 

上の写真は、2009年。キミちゃんを公園から引き揚げた頃。

幼かった子が、まだ、3才になるかならないかの子が、死ぬ。

里親さんを、見つけてあげられなかった。ごめんね。ごめんねキミちゃん。

 

病院から帰って、ずーーっとクヨクヨして、ネットでまだ何かできないか調べているうちに、

あるサイトに、もう死が決まった猫の飼い主さんに向けて、猫を励ます方法として、

「笑ってください。猫には飼い主さんが笑ってるのが、うれしいことだから。」

たしか、そんな風に書いてあった。

とてもびっくりして、そして泣けた。

 

 

 

佐竹さんご夫妻が、昨日、キミちゃんにと持ってきてくれたa/d缶です。

田中さんに、エイズの「おとうさん」の時に送っていただいた野菜スープ。

ありがとうございます。a/d缶もスープも、キミちゃんに渡しました

 

キミちゃんは、まだ生きています。頑張ってます。

でも、キミちゃんを応援してくれた皆様、ありがとうございました。

キミちゃんの残りの日々を、どうか、一緒に見守っていただければと思います。