ねこ☆にゃらーず

猫と暮らしながら感じること、動物ボランティアの日々のつぶやき

ねこマンガ作成中♪

譲渡の条件♪

2010-04-11 00:03:00 | 里親になりたい人へ♪
元野良猫の八重ちゃん。恥ずかしがりの、とっても可愛い子です。
ただ「里親探し会」では、ちょっとブーたれてますが・・・
きゃー八重ちゃん、笑って、笑って

テンコやモジャがもらわれ、猫倉庫に残った八重ちゃんですが、
一応里親希望の方がいるんです。
とても良い方でしたが・・・お断りしました。
理由は、里親希望者さんの年齢でした。

ボラによって、譲渡に関する条件(こういう人に譲りたいなという条件)は違います。
ちなみに、この方は58歳でした。
お年寄りではありません。通常なら、譲渡可能でした。
ではなぜ、お断りしたのか

里親希望さん、とても良さそうな感じで、お話を進めていくと、
実は、旦那さんはすでに亡く、お子さんもいらっしゃらない事がわかりました。
「亡くなった主人はネコが嫌いだったから、飼いたかったけど、飼えなかったの。」
「子供の時以来、ネコは飼っていない。ずっと飼いたかった。」


問題は、将来、里親さんが死んだ時、誰が残った猫(八重ちゃん)の面倒を見るのか
里親希望者さんは、今58歳。八重ちゃんは生後6ヶ月。
猫は今の時代、20年は生きます。
失礼に感じる方もいるかもしれませんが、現実問題として、
里親さんが先に死んでしまう可能性があります。
その時に、残された猫の面倒を見てくれる「誰か」が、いないとダメなんです。

ほかにご親戚は、いないそうでした。

今まで、58歳よりも高齢の方に、譲渡したこともあります。
ただその時は、同居する家族が賛成している。
別居していても、家族の方の後押しが間違いなくある状態でした。
もちろん、その後家族の方にも、念押しします。
「おばあちゃんが亡くなった時は、猫も同じように年を取ってますよ。
可愛い子猫じゃありません。それでも可愛がり、面倒を見れますか?
年取った猫は、思うほど慣れてくれないかもしれませんよ。
それでも、飼えますか?本当に飼えますか?」と。

それで納得いただけて、こちらも大丈夫と判断した場合のみ、譲渡しました。
今回は、里親希望さんは、良い方だったのですが、
後に猫を託せる人がいなかったため、お断りしました。

それからしばらくして、一度お断りしたこの里親希望さんから、また連絡が来ました。
「やっぱり、どうしても八重ちゃんが飼いたいんです。
ペットショップも行ってみたんです。でも、やっぱり八重ちゃんが良くって・・・。
どうしてもダメでしょうか?」

申し訳ないな~と思いつつ、またお断りしました。

Nさんと2人で、
Nさん:「この里親希望さん、年取った猫はダメかなぁ?」
私:「八重ちゃんじゃなきゃイヤって事は、かなりメンクイよね。
猫なら、どの子でもいいって感じじゃないね。」

Nさん:「年齢的なところから言うと、今5・6歳くらいか、
それ以上の子をもらって欲しいよね。」
私:「そうだよねぇ。出来たら大人猫をもらって欲しいんだけど、
年齢関係なく、子供からお年寄りまで、たいてい子猫欲しがるからね・・・むう」

Nさん:「大人猫でも、人に慣れてて懐っこい子がいるよね。
そういう子がもらわれると、うれしいんだけど・・・」
私:「うちにいる大人猫は、チビサドとチビ黒でしょ。初心者には手ごわいよ。」

Nさん:「無理だね。うちからじゃなくても、ほかの人の保護猫で、
懐っこい大人猫がいるから、その子がもらわれるんでもいいよね。
誰の猫でも関係なく、幸せになればいいよ。
里親希望者さんに、大人猫ダメですかって、里親探し会に来るようだったら話してみるよ。」

ということで、もしまたお話が来たときには、大人猫を勧める予定です。
良い結果になると、いいんだけどなぁ・・・

気持ち的には、沢山の人に、猫と暮らす喜びを知ってほしいし、
「どうしても、この子がいいです」と言われると、とてもうれしいです。
なので、お断りするのもつらい時があるんですが・・・
でも、それでも私とNさんの基準では、とても残念ですが、お断りします

ボラも決して、意地悪でそんな事を考えたり、言ってるわけじゃないんです。
保護した猫は、ボラにとって、娘みたいなモンです
譲渡するということは、娘を嫁にやるってことです
だから、娘の行く末が気になってしまうんですね
いろんな条件をつけるのも、里親詐欺などがあって、怖いこともあるからなんですが、
ま、心配なんですね~
ボラとのやり取りで、嫌な気分になる方もいると思うんですけど、
「子離れできない親バカだわ」と、思っていただけたらと思います


譲渡の条件は、ボランティアによって違うので、
「私なら譲渡するわ~」って方も、いると思います。
これはあくまでも、私たちの場合です。
一概に、この基準を押し付けるものではありません。
一般のボラではない、犬や猫の譲渡を考えている人には、
こういう考えもあるんだよ~って、知ってもらえるといいなと、思います

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

質問あるある♪

2009-04-05 01:52:29 | 里親になりたい人へ♪
よくあるお問い合わせに、お答えします







今はどこの里親探し会でも、里親希望の方に対して、
家族構成やペット可住宅なのか、犬猫の知識があるか、誰が世話するのか?
色々聞きますし、その場ですぐに犬猫を渡しません。家にお届けになります。
その際、なんで~~~と思われる方が多いんですけど、
決してもったいぶってるわけでも、偉そうにしてるわけでもないんです
私も、むか~しボランティアを始める前に、捨て猫をもらったときに、
保護主さんから色々聞かれ、「後日、猫の様子を見にお伺いします。」
と言われて、なんだか信用されてないのかな~
ショック受けました。
善意で来てくれた方の中には、同じようにがっかりされたり、怒る方もいます。
私も経験したので、お気持ちはわかります
でも、今は逆の立場になって、あの時の保護主さんの気持ちがわかるんです

また、ボランティアさんの中には、里親さん探しの中で辛い思いを何度もされて、
態度がきつく見える方もいます。犬猫のためと力が入ることもあります。
悪意でしているのではないと、ご理解いただけたらと思います

ボランティアからの犬猫譲渡に、嫌な感じ(抵抗感)がある方もいてかまいません。
ただ、ちょっとだけボラの気持ちもわかっていただけたらな~と、思います
そういうわだかまりで、犬猫のチャンスが無くなるのは、哀しいので

ブログ村のランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村